ラノベ作家同士はいつもどんな話をしているの? 投稿サイト出身作家に聞く (2/4ページ)

新刊JP

だから読者さんは1、2話ちゃんと読んだ上で、そのまま読み続けるかどうかをジャッジするわけです。だから、イラストのような取っ掛かりはあまり必要ありません。

――内容の面白さで判断されるのはシビアですね。

かすがまる:そうですね。1、2話くらいで読者の心をつかまないといけないので、そこに注力します。投稿だけ考えれば、イラストの力は考えない方がいいのかな、と。

――となると、投稿サイトのライトノベルと一般流通している本のライトノベルは別のものと考えたほうがいいのでしょうか?

かすがまる:その辺の定義について私自身は答えを持っていませんが、「小説家になろう」に限っていえば、物語に入る上で(最初の1、2話が)重要視されるという話ですし、書籍のライトノベルは表紙のイラストからその物語に入っていくということです。

だから新規の読者さんにどこで興味を持ってもらうかの違いなのだと思います。作品をどう売りたいかという、ビジネス的な戦略の違いってことなのかな。でもそこは作家の考えることではありませんよね。

――KADOKAWAが仕掛ける「カクヨム」もスタートして、小説投稿サイトが今、大きく盛り上がっていますが、投稿サイト発の小説の書籍化が増える中で、出版社側も投稿サイトをいかに活用するかという方向にシフトしています。

かすがまる:それは間違いなくある動きですね。

――それは一方で、出版社側が「育成する」よりも「人気作を発掘する」方向に進んでいるようにも感じられますが…。

かすがまる:基本的に作家としての考えは、読者と一緒に楽しんで物語を作っていきたいということが念頭にあります。

「小説家になろう」ではそれがお金をかけずに両者ができるわけですよね。インターネットでも有料サイトなどはありますし、原稿料が発生するならばそちらの方が作家の寿命を延ばすことにもつながるのでしょうけど、読者は限られますし、そういう動きは生まれにくいのではないかな。

■アツく語るのは学生デビューした作家 ――お答えしにくい質問かもしれませんが、かすがまるさんが『火刑戦旗を掲げよ!』でデビューされたときはどのくらいの部数だったのですか?

かすがまる:非常に答えにくいところですね(苦笑)。

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