これで所要時間を3分の1に短縮できる!集中力の科学的な高め方 (2/3ページ)
(1)ウィルパワー(思考や感情をコントロールする力)を使いすぎる前に終わるので、疲れがたまりにくくなる
(2)15分なら15分、30分なら30分と短時間で区切ると、時間管理がしやすくなる
(3)途中で終わった感覚が残るので、「早くあの続きがしたい」と思える
とくにメリットが大きいのは、3つめ。あえて休憩を取ることによって、休んでいる間も「もうちょっとやりたい」というモチベーションを保つことができるというわけです。
つまり、そういう状態で仕事や勉強を再開すると、スムーズに集中できるだけではなく、それを持続させられるということ。これを「焦らし効果」と呼ぶそうです。
仕事や勉強のスピードを速くしたいのなら、自分のやりたい気持ちを上手に焦らせばいいということです。
■時間は無限にあると勘違いしてはダメ
集中力がいつまでも続くと勘違いしてしまう理由は、時間と同じように「目に見えない資源」だから。
人は目に見えないものについて、「無限にある」と思い込みがち。そしてその勘違いが、集中力をうまく活用できない原因になるということ。
人は「時間が十分にある」と勘違いしてしまうと、目の前の仕事に対してさまざまな選択肢を考え、試行錯誤を重ねようとするもの。
しかし集中力という観点から見ると、デメリットばかりが増していくというのです。
なぜなら人は選択肢が増え、決断する機会が増えるほど「迷い」が生じ、ウィルパワー(意志の力)を失っていくから。
■そもそも集中力は制限があると高まる
ちなみにイギリスの歴史学者シリル・ノースコート・パーキンソンは1950年代に、こうした事態を避けるための対応策を提示しているのだそうです。
それは、仕事や勉強の時間を短く区切ること。先の「焦らし効果」と同じ考え方ですが、やはり集中力は、自由なときよりも制限のある状態のほうが高まっていくということなのでしょう。