汗で肌が荒れるの……? 皮膚科医に聞く、夏のあせも、汗あれ対策 (2/3ページ)
<あせもと汗あれのちがい>
吉木先生:汗をかく季節になると「汗によるかゆみ」を訴える患者さんが増加します。汗をかくような作業環境や衣類で蒸れるような状況では、あせもや汗あれに注意が必要です。
あせもは急激な発汗によって汗管が閉塞し、汗が詰まった状態です。小さな水疱がぽつぽつとでき、かゆい場合とそうでない場合があります。汗あれは、乾燥やまちがったスキンケアによって皮膚が傷んだところに自分の汗が刺激になってかゆみが生じるものです。赤みを帯びてかゆくなり、かくとひりひりすることがあります。
それでは、下記のチェック表であせもや汗あれになりやすい肌かどうかをチェックしてみましょう。「あてはまる個数が多いほど危険度大」です。
<「あせも・汗あれ」危険度チェック表>□他のひとより汗をかきやすい □敏感肌だと思う □日中は外回りが多い □激しいスポーツをする □冬でもよく汗をかく □サウナ等、汗をわざと出すようなことを頻繁にしている □肌がかぶれることがよくある □汗をかいてもそのままにしてしまう □暑いところで作業する □制服等で蒸れたりこすれたリしやすい服を着る
監修:ユースキン製薬、よしき皮膚科クリニック
<あせもと汗あれの原因>吉木先生:特に女性の場合は、あせもの原因として、下着のしめつけ、化繊の通気性の悪い下着を着ていることが挙げられます。汗あれに関して言えば、たとえば脇を剃って肌が敏感になったところに汗をかいて汗あれになるなどがあります。
<あせも・汗あれの予防>吉木先生:あせもや汗あれができやすいのは首や髪の生え際、ひじ、膝の内側といった関節の内側、おなかのベルトまわり、下着があたる部分、背中、太ももの後ろなどです。汗あれを防ぐには衣類を工夫して通気性をよくすると同時に、肌を清潔にし、保湿も心がけましょう。入浴の際は、ゴシゴシ洗わないでやさしく洗いましょう。入浴後は保湿をしてクリームやローションを塗りましょう。