1位を目指しちゃダメ!限界の檻に囚われない「目標設定の仕方」 (2/3ページ)

Suzie(スージー)

(1)目標にこだわりすぎる→自分を見失う

(2)目標が遠すぎる→続かない

(3)大きな目標を達成する→燃え尽きる

たとえば、「インターハイで1位になる」という目標を立てた選手がいるとします。しかし、彼の実力を客観的にみると決勝に進出できるかどうかというレベル。

そんな選手が「1位になる」という目標にこだわると、意識と体にズレが生じて力を出しきれなくなることがあるわけです。

彼の場合は「1位」よりも「決勝進出」を目標に置く方が、力を発揮することができるのです。著者もこのような「目標の下方修正」を柔軟に行っていたといいます。

■届きそうだと思える目標にすれば頑張れる

モチベーションをキープするためには、一生懸命がんばれば手が届きそうな「ちょうどいい高さ」に目標を設定することが大切。

「届きそう」だと思えれば具体的な対策を考えることができますが、「届かない」と感じると、なにをすればいいかわからずモチベーションが下がってしまうというのです。

著者は大学時代、世界一のタイムからは差があるレベルでした。けれど「世界3位」なら手に届くかもしれないという実感があったそう。全体のタイムは速くなくても、スタートから1台目のハードルまでのタイムは世界と比べても遜色がなかったからです。

「うまくスピードを持続できれば世界3位は夢ではない」と思えたからこそ、モチベーションを保ち、挑戦し続けることができたということです。

■実は「自分らしさ」が限界を生んでしまう

現代では「自分らしくある」ということが推奨されていますが、実は「自分らしさ」にこだわる人ほど「限界の檻」に入りやすいので要注意だとか。

自分らしさを見つけることは、自分の限界を設定することに似ているのです。「私は◯◯なタイプ」「自分とは、こうなんだ」と自分で自分を決めつけてしまうと不自由になることがあるからです。

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