今読みたい! 夏休みが印象的に描かれた漫画7選 (2/3ページ)

学生の窓口

本作では、昭和30年代の少年の遊びがリアルに描かれています。主人公・遠藤健児の友達であるフクベエが万博に行ったふりをするため夏休み中家に隠れていた、など笑えるエピソードも含めて昭和の少年たちの夏休みが見事に活写されたシーンがあります。『20世紀少年』は全22巻、最終エピソードである『21世紀少年』は全2巻です(どちらも小学館刊:ビッグコミックス)。

●『Intorlerance... あるいは暮林助教授の逆説』川原泉

天才・川原泉先生の短編漫画。主人公・鷹見陸は数学のレポートで不可を取ってしまいます。ところがそのレポートは不可とならなかった友人のものと比べても遜色ありません。陸は数学担当の暮林助教授にクレームをつけますが、成り行きで夏休みに助教授の別荘でバイトすることになります。助教授の様子はおかしく、また庭にはなぜか1本だけ甘い桃の木があるのです。逃げたとされる助教授の奥さんと関係があるのか……。女子学生が経験した切ない夏休みのミステリー。本作は『中国の壺』(白泉社刊:白泉社文庫)に収録されています。

●『なつのロケット』あさりよしとお

科学全般に詳しく、『アステロイド・マイナーズ』などの著作があることからも分かるとおり、特にロケット愛がすごいあさりよしとお先生。本作は、小学生たちが先生の退職を止めるために、夏休みの間にロケットを制作して打ち上げる、というお話です。主人公より優秀なライバルに劣等感を抱いたり、悪戦苦闘しながら少年たちがロケットを完成させる様には感動させられます。『なつのロケット』(白泉社刊:Jets comics)は全1巻です。

●『ドラえもん』「ぼく、桃太郎のなんなのさ」藤子・F・不二雄

町の歴史を調べるという夏休みの宿題を出されたのび太君。ドラえもんのタイムカメラに過去の写真を撮影させるのですが、その写真の中に桃太郎がお供のイヌ・サル・キジと一緒に宝物を運んでいる写真を発見します。この謎を解くために過去へ向かうのですが……。

「今読みたい! 夏休みが印象的に描かれた漫画7選」のページです。デイリーニュースオンラインは、夏アニメ作品夏休みエピソードカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る