10の力が倍になる!メダリストの努力をビジネスに応用する方法 (2/3ページ)

Suzie(スージー)

しかも漠然とデータを用いるのではなく、「日本のチームにとってなにが必要か」という観点から利用していたというのです。

それが指し示すように、「どのような戦い方をしてメダルを目指すか」について明確な戦略があり、そのうえで戦術を立て、データも利用したということ。

当然のことながら選手にも、「どのようなプレーを重点的に行うか」を明示したそうです。

つまり、一貫した方針があり、「なにをすればいいのか」がはっきりすることで、選手には迷いがなくなるということ。みんなで目指す方向が一致するからこそ、まとまりが生まれるというわけです。

■方針ひとつで真のチームワークが発生

そして眞鍋監督はそのうえに立って、情熱を持って個々の選手と接していったのだとか。

それが必要不可欠なことだということは誰にでもわかりますが、ここにも見逃せないポイントがあるようです。

つまり、その姿勢が効果を発揮したのも、あくまでもチームの方針がはっきりしていたからだということ。

だからこそ、単なる「まとまろう」というような精神面での協調ではなかったし、本当の意味でのチームワークが生まれたということです。

■ビジネスでも応用できる3つの考え方

しかしそれは、スポーツチーム以外の組織についても応用できることだと著者は主張しています。

会社の一組織であれ、プロジェクトであれ、「目指す方向とそこに至る方針」がはっきりしていなければ、構成員はバラバラな方向を見てしまい、まとまりが生まれることはないということ。

いってみれば、情熱を説くよりも前に、それがあるかどうかが重要な鍵になってくるという考え方です。

そして、このことに関連して、著者は次の3点を読者に対して投げかけています。

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