下品なマウンティング三昧!大金ゲットで豹変する「傲慢症候群」 (1/3ページ)
「過去の栄光」をよりどころにして、現在の自分を過大評価しているため、目の前の現実をきちんと認識できなくなる。その結果、独善的で横暴になってしまう……。
そんな「傲慢」な人が増えていると指摘するのは、『オレ様化する人たち あなたの隣の傲慢症候群』(片田珠美著、朝日新聞出版)の著者。
精神科医として臨床に携わりながら、犯罪心理や心の病の構造を分析しているという人物です。
精神分析的な視点で、社会問題にも積極的に携わっているそうですが、そんな立場上、どうしても傲慢な人たちのことが目についてしまうというのです。
■よく「お金は怖い」といわれる理由
本書では傲慢な人たちのことを、「傲慢症候群」と呼んでいます。
これは政治家であると同時に精神科医でもある、イギリスのデービッド・オーエン元外相が提唱したものだそうです。
オーエン氏は「傲慢症候群」について、病気ではなく、「権力の座に長くいると性格が変わる人格障害の一種」だと考えているのだといいます。
たしかに、「権力を握ってからおかしくなった」といわれるような人はどこにでもいるもの。
同じように、お金に関連した「傲慢な人」の話もよく聞きます。
そもそも「お金は怖い」と、よくいわれていますよね。
いうまでもなくそれは、「お金を持った途端に人が変わったようになる」とか、「お金を手に入れるためならどんなことをする」というようなケースが少なくないからです。
また、期せずして大金を手にしたとたん、それまでとは別人のごとく傲慢人間に変貌するというようなことも往々にしてあるでしょう。
事実、本書においても、その典型というべき事例が紹介されています。
■豹変してしまった傲慢症候群の女性
「お店で値切らない人は馬鹿」「外車なんて、成金の乗り物」「日本人はメイド・イン・ジャパンが常識」「清貧こそ美しい」
ある女性は、ことあるごとにそう吹聴していたといいます。