【まだまだなくならない…】胸が痛くなる“いじめ”の現状に理解を求める声が…
“いじめ”
日本だけでなく、世界でもかねてから問題視されていることですが、未だに撲滅には至っていません。
一体、なぜいじめのような悲しい行為をしてしまうのか、それを防ぐことはできないのか…。
胸が痛くなるいじめの現状に、Twitterではさまざまな声があがっていました。
【関連記事】
“いじめ”をする人が100%悪い!
今日の昼にテレビで「いじめはいじめられる側にも原因があるというのはおかしい」みたいな議論があったのですが私は心理学部の教授が言ってた「いじめはいじめる方が100%悪い。何故ならその相手にどのような悪い点がってもいじめていい理由にはならない」という意見を広めたいよ。
— 深緋は対アリ推進期間 (@miake11) 2016年8月15日
出典: Twitter
「いじめはいじめられる側にも原因がある」なんて語る人がいますが、どんなにその人に悪い点があったとしても、“いじめをしていい”なんて理由には一切なりません。
いじめはどんな理由があろうと、100%いじめる側が悪いです。
学校における“いじめ”の現状
平成27年10月27日に文部科学省から発表された「いじめに関する調査結果」によると、現在の小・中・高等学校及び特別支援学校における、いじめの認知件数は188,057件であり、児童生徒1000人当たりの認知件数は13.7件となっています。
その中で、いじめを認知した学校は56.5%の21,641 校、すでに解消しているものの件数は88.7%となっています。
さまざまな事件によっていじめが問題視されるようになり、世間的にも撲滅に向けた運動や対策を講じているにも関わらず、その数値が減少することはありませんでした。
それだけこの問題はデリケートで難しいものだと言えます。
Twitterには、そんないじめに関する思いを語った方が多数いたので、その中から少しだけご紹介します。
オランダ人に「オランダの学校でもいじめってあるんですか?」と聞いたら「いじめってなんですか」って言われた。
— 死ぬかと思った。 (@do4612) 2016年8月16日
「なぐったり…」「それは犯罪です。」
「ものをとったり隠したり…」「それは犯罪です。」
「集団で圧力を…」「不当ならば犯罪です。」
そうだよねごめんジャパンが悪かった。
出典: Twitter
いじめは「犯罪だ」と断言できるほど卑劣な行為です。
日本だけが突出していじめが多いということはありませんが、この意見はごもっともと言わざるを得ません。
「いじめられた人は他人の痛みが分かる優しい人間になる」というのは間違いです。虐げられれば虐げられるほど、人を信じられなくなり、歪んだ性格になります。その後環境に恵まれ周囲から大事にされれば、優しい性格になる可能性はありますが、いじめ被害そのもので優しくなるってのは有り得ないです。
— 死ぬかと思った。 (@do4612) 2016年8月10日
出典: Twitter
「いじめられた人が他人の痛みがわかる優しい子になる」なんていうのは、経験したことがない人が押し付けるただの願望に他なりません。
実際にいじめられた経験のある人は、心に否が応でも傷をつけられ、それが癒えるまでに長い間がかかったり、一生治らないことだってあるのです。
いじめの被害者が“優しくなる”なんて、肯定しようとしている人の弁解にすぎません。
中学生男子から中学生女子へのセクハラを「おバカな男子のすることだから」とか「青春の一ページ」とか「中学生男子ならではのやんちゃw」とか「女子は適当にあしらえばいいんだよ!」とか言う人は、女子と男子を入れ換えてかつセクハラを『いじめ』に変えてもう一度復唱すればいいよ
— ボンレスハム (@bomress) 2016年8月9日
出典: Twitter
「自分がされて嫌なことは人にするな」とよく言われますが、いじめる側は相手が本当に嫌がっていることを理解せずに嫌がらせを行っていることが多いです。
自分は「遊んでいるだけ」と思っていても、相手が“これはいじめだ”と思ったらその時点で“いじめ”になってしまいます。
片親で育った気持ちは同じ環境の人しかわからない
— HASEO @人魚展 (@haseo0409) 2016年8月12日
貧乏の辛さ、いじめ、性同一性障害
当事者以外に人の苦しみを人は完全に理解することなどできない
理解できないからこそ
理解しようとする努力は美しい
理解できたと思い込む傲慢さが
醜いのだ pic.twitter.com/At1ZSIYslJ
出典: Twitter
もし、あなたの側にいじめられている人がいたならば、少しだけでも手を差し伸べてあげてください。理解しようとしてあげてください。「あなたは悪くない」と肯定してあげてください。
いじめをなくすのは現状かなり難しい問題かもしれません。
しかし、社会が、人間1人1人がこの問題と向き合わなければ、解決することはないのです。
この世界からいじめによる悲痛な叫びが1日でも早くなくなることを願っています…。