山下ワセダ、春はどうした? 夏の帝京大戦では「成果を結果で示す」。 (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

菅平で合宿中の早稲田大。山下大悟新監督の眼が光る(撮影:福島宏治)

 大学選手権では歴代最多の優勝15回を誇る早大は、今季、山下大悟新監督のもと8季ぶりの学生日本一を目指している。いまは長野・菅平で合宿中。21日には当地のサニアパークで、帝京大と練習試合をおこなう。

 

 清宮克幸監督時代の2002年度主将として選手権優勝を果たした山下は、前年度まで日野自動車の選手として活動しながら母校ラグビー部をサポート。今季から満を持して監督となったが、春先に結果を残せなかった。「鎖のようにちぎれないチェーンディフェンス」というプランを掲げながら、始動後最初の公式大会である関東大学春季大会グループBでは1勝4敗、平均失点40.6とした。

 成功体験を残せない部員の間では、漠とした戸惑いが生まれたようだ。それでも新指揮官は、動じなかった。動じないようにした。長らく優勝から遠ざかったチーム状況にあっては、春先はプランに即した「土台作り」に注力すべきと考えていた。ここでの土台とは、レスリングとウェイトトレーニングで作り上げる機能性重視の肉体、「チームディフェンス」とそれを支える2人がかりでのタックル(ダブルタックル)、伊藤雄大コーチが指導するスクラムを指していよう。

 その計画があったから星取表に左右されなかったのだと、山下監督は言う。

「1つひとつの試合にも全力で取り組んだんですが、土台作りのところに時間がかかった。それは夏に入る前にきっちりとレビューして、選手にも提示して…。春に一番、我慢したのは選手で、それ以上に我慢したのは僕だと思うんですけど、今年1年、さらにこれから中長期を見据えたうえで、ラグビーの王道の部分(強豪とぶつかり合える土台)を作っていく、と。そうでないと、絵に描いた餅に終わっちゃうので」

 春季大会の全日程を終えて迎えた7月、春先から継続していたストレングス強化に改めて注力。8月からの北海道・網走合宿で初めて、攻撃の練習を始めた。

 チームの核をなす守備についても、「チームディフェンスを強みにしなきゃいけないことを改めてフィックスして、(守備の)出口を作って、アップデートした」という。「春は、あえてその出口を落とし込まなかった」とも。

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