関東学院大、4季ぶりに1部復帰。宮川智海主将、念願の舞台へ。 (1/2ページ)
関東学院大の宮川智海。写真は昨年の関東大学リーグ戦1部・2部入替戦、専修大戦より(撮影:松本かおり)
人呼んで「カントー」が、大学日本一を争うステージへ戻って来た。
今秋開幕の関東大学リーグ戦にあって、関東学院大が4シーズンぶりに1部へ復帰。2006年度まで10季続けて大学選手権の決勝へ進んだ強豪が、復権の第一歩を踏み出す。
日本一を決める大学選手権への出場権争いは、同リーグ戦では1部のチームのみに与えられる。入学以来ずっと2部でプレーしてきた宮川智海主将が、こみ上げる思いを語った。
「昨年までとは違うステージでやれる。自分も、チーム全体も、意識が違う。今年は大学選手権も狙える。目線が、違います」
昇格後初の夏合宿中だった、8月16日。FW陣が韓国の延世大を交え、昨季全国4強の明治大と合同練習をした。明大のセミナーハウスでスクラム、ラインアウトをおこない、その圧力を肌で感じた。
「明大さんとのセッションは去年もやらせていただいていたんですけど、その時は1.5軍といったようなメンバーでした。今年は1軍が相手をしていただいて…。大きさ、重さ、巧さ。これが大学のトップチームだ。皆、口を揃えて言っていました」
東北屈指の古豪である秋田工高から関東学大入り。当時の心境を「1部でやる気持ちでいたら、入ったら2部。早く1部でプレーしたいという焦りがあった」と振り返る。
降格初年度となったルーキーイヤーは、指導陣と上級生部員との間のトラブルに直面。板井良太監督が就任した2年時は、「自信を持っていた」としながら昇格は果たせなかった。「何を達成するにも、簡単ではない」。この一言に、実感を込めた。
「2年生の時はチームも整ってきていて、頼りになる上級性もいた。それで自信があったんですけど、入替戦にすら出られなかった。正直、チームがまとまっていなかったかもしれません。1部に上がった今年は、目標を達成するための努力がさらに大変になる。大学選手権は高いレベルの目標です」
身長190センチ、体重95キロのバックローは、跳躍力と柔らかなランを長所とする。男子7人制の学生日本代表にも選ばれたことがあり、クラブの華となりうる。