『インデペンデンス・デイ』破壊のマエストロ、ローランド・エメリッヒ監督に直撃! 「適当に壊しているわけではないんだよ(笑)」 (2/4ページ)
(c)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.――ロンドンのビッグ・ベンなど有名なランドマークが壊れますが、どの建築物をどういう順番で壊しましょう? みたいなことは、どうやって決めているのですか?
ランドマークというものはね、誰が観ても一瞬でわかると思うんだ。そこでは写真を撮る人もいるだろうし、感情的なつながりを持っていると壊した時に感情が揺さぶられると思う。普通のビルを壊すことに比べて、ランドマークの場合は影響が大きいわけだ。
――破壊の際はストレス発散ですか? それとも申し訳ない気持ちですか?
創造も破壊も、意図やアイデアがあるので、ただ適当に壊しているわけではないんだよ(笑)。磁場で吸い上げる船が着陸する時にアジアを吸い込み、ヨーロッパ上にドカン落とす場面は、世界経済を皮肉っている。僕はロンドンで時々暮らしていて大好きな街で、テームズ川沿いを歩きながら4~5年くらい前から何かに使えないかなと思っていた。今回、アジアがロンドンに落ちるということで、晴れてテームズ川が使えたわけだ。

――そういうパーソナルな想いは、いつも投影しているのでしょうか?
そうだね。映画は第一に娯楽であることが大事だが、同時に私的な意見も入れていく。今回たとえばゲイのカップルが登場するシーンがあるけれど、映画の中の人は誰もが当たり前のように見ている。それは無言でコメントしているわけだ。ゲイでもいいということをね。自然に入れているつもりなんだよ。