日本全国「巨大地震」“要警戒エリア”をリサーチ! (2/4ページ)
過去、トルコでも同様の現象が確認されており、同地の中央構造線にあたる巨大な断層に沿って、一つの巨大な地震の余波が以後60年をかけて伝播し、各地で内陸型の地震が連動して発生しています」(前出の島村氏)
現在、関東地方で頻発する地震のうち、その数が特に多いのが茨城県を震源とするものだが、同県の南部は地震大国・日本の中でも特に地震が多い地域として知られている。「“地震の巣“という言い方をされることもありますが、ここ100年間はさほど大きな活動はありませんでした。ただ、最近になって活動期に入った感があります。これは、2011年に発生した東日本大震災によって、同地域の地下の岩盤の動きが活発化したためです」(前同)
今後、我が国で発生する地震の傾向を予測するためには、熊本地震のみならず、東日本大震災の影響も考慮しなければならないのだ。「東日本大震災は、岩手県の三陸沖の海底24キロを震源とする海溝型地震です。日本列島は大別すると4枚のプレートという大きな岩盤の板の上に乗っている状態ですが、東日本大震災は、そのうち海と陸の2枚のプレート(『太平洋プレート』=海と『北米プレート』=陸)が干渉し合った、ひずみのエネルギーで発生した“プレート境界型地震“と呼ばれるものです」(地震ジャーナリストの田所修氏)
実は、境界型地震の後には、“アウターライズ地震“が発生することも分かっている。「アウターライズ地震は、境界型地震によって断層が破壊されることにより“二次的に発生する“ことが分かっています。特徴は多くが津波を伴うことです。境界型であった1896年の三陸沖地震の後に同じ三陸沖で発生した1933年の地震は、アウターライズ地震であったと推測されています。先の震災のエネルギーはいまだに残っていますから、今後、数年以内に同じエリアでアウターライズ地震が発生することは否定できません」(島村氏)
三陸沖は現在も“要警戒エリア“なのだ。海と陸のプレートがせめぎ合う地域では、境界型の地震が発生するリスクが高いことは分かったが、その典型例とも言える地域が首都・東京だという。「我が国の首都は、大きな地震が発生する運命にあると断じざるをえません。