高畑淳子、成人した息子の犯罪でメディアから”袋叩き”の是非|やまもといちろうコラム (2/3ページ)
■一時間以上の記者会見の真意
『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)の中山正敏さん(49)や、『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)大村正樹さん(49)が母親に性犯罪を犯したとされる息子の性癖について質問するのも、そういう質問が求められているのだろうと判断したのであって、ネットで「その質問は行き過ぎだ」と批判されたとしても同じ立場で質問する側として、ギャラ貰ってその場にいれば、母親の記者会見だしレイプ事犯だと言われているのであれば「あなたの子育てどうなってるんですか」とか「母親から見て倅の性欲知ってたんですか」などとは一応は訊くでしょう。
それが、恐らくはみんな一番知りたいことなんだもの。
それでも高畑淳子が我慢して一時間近く答え続けた理由は、間違いなく芸能人だからでしょうし、他人に迷惑をかけているからです。これから、母子で仕事は降ろされ、多額の損害賠償請求を受けるわけですから、記者会見で回答しないで逃げ回るなんてことをしたら、仕事から干されるだけでなく賠償だって恐らくは払えません。そっとテレビから消えるにしても、屈辱的な質問に晒されて泣きながら答えるぐらいのことをしなければ、やはり「逃げた」と判断されてしまうことでしょう。
その点では、先日の旦那の覚せい剤事案で大変なことになった高島礼子(52)や、かつては息子の不始末で同じく大変なことになった三田佳子(74)、あるいはみのもんた(72)といった、いろんな著名人を振り返ると、酷い質問にもやっぱりちゃんと対応しておかないと、キャリアそのものが沈没してしまうのは言うまでもないことです。
その点では、むしろこの手の界隈での品のない質問そのものが当事者に対する禊であり、そこまで晒されているんだから許してやれやという構造の一部であることに気付きます。緩い質問だけされて、ああそうですか分かりましたでメディアに引き下がられると、かえってベッキー(32)のようにいつまでもネタを引っ張られて満足に復帰できなくなってしまうのでしょう。
かえってあれだけの酷い質問を耐えたのだから、もし何かあったらまた仕事しようかって同情を引くためのツールとして、ぶち込まれている部分が大きいのだろうなあと思うわけであります。
翻って、乱暴されたとされる女性の側の感情になると、当然犯罪を犯した当人に対する憤りもさることながら、いずれにせよ「家庭はいったいどうなってるんだ」と言うことぐらいはするでしょう、法廷で。そういうものを、社会的制裁の在り方の一つとして、芸能人に対し酷い質問のひとつもして血祭りにあげたことにし禊とするのは、個人的にはアリなのかなあと思います。