奨学金が返せないとどうなる? 対処法は? 弁護士に聞いた! (2/3ページ)

学生の窓口

大西弁護士 ですので、多重債務をどのように処理するかという計画の中で、奨学金の返済について扱うケースがほとんどです。多重債務者の場合、「個人破産」というのも一つの選択肢に入ってきます。しかし、個人破産というのは外聞も悪いと敬遠する人も少なくありません。ですので、破産手続が相当ではない場合は、まずJASSOさんに掛け合って支払いの一時猶予、また支払い回数は増えますけれども月々の返済金額を低くしてもらえるよう交渉することになります。

――先生が手掛けられた中で、月々の支払金額をこのくらいに軽減されたというケースはありますか?

大西弁護士 私の手掛けた中では、最大で月々の支払額を8,000-9,000円に軽減してもらったケースがありました。JASSOさんへの月々の支払額は、もともとそれほど高額ではないですが(金利が低いローンなこともあり)、約定の支払額より軽減することに合意してもらえる可能性がありますし、やはり本当に困っているのであれば相談することが大事です。

■自分の支出がどうなっているかを確認!


――現在、奨学金の返済で困っている人にアドバイスをお願いいたします。

大西弁護士 実際に相談にいらっしゃる方には、まず支出の見直しをお願いします。実際、相談に来られた方の家計収支を見せていただくと、ご自身の家計状況を把握せずに、不必要な支出がある人が多いです。まずはそこをカットして返済に充てることを考えましょう。

生きていくのに必要な支出は仕方がないですが、それ以外はカットするという気持ちが必要です。病気で働けないといった、どうしても返済できない状況にあるのであれば、一時支払いを猶予してほしいとJASSOさんに交渉する必要があります。

多重債務を抱えていて破産手続も視野に入れた方が良いというケースもありますので、早めに弁護士にご相談をいただけたらと思います。

――ありがとうございました。

現在奨学金の返済に困っている人は、まず自分の収支バランスについて見直すことが第一とのこと。

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