巨人・阿部慎之助「兼任コーチ就任」がもたらす“災厄” (1/3ページ)
まさかの猛打復活で、鯉の尻尾にガブリと喰らいついた球界盟主。その猛反撃をお膳立てした男が、いずれは大きな災いの元になる!?
高橋由伸監督率いる巨人軍の、夏場に入ってからの快進撃が止まらない。それまでの巨人は、セ・リーグ2位という順位を保ってはいたものの、勝率は5割に届かず借金生活が続き「今季は最下位でもおかしくない」と言われていた。
「ところが、阿部慎之助(37)が復帰してからは、まるで生まれ変わったかのようです。5月31日の復帰から33試合を戦って22勝11敗、勝率.667という進撃ぶりでした。特に、阿部が5番から4番に復帰した7月24日の対DeNA戦からの11試合では、9勝2敗、勝率.818という驚異的なハイペースで首位広島を猛追しました」(専門誌記者)
阿部自身の調子がいいのはもちろんだが、特筆すべきは、阿部が4番に座ったとたん坂本勇人、長野久義、村田修一などの主力打者たちが、軒並みガンガン打ち始めたことだ。
「阿部4番復帰後11試合の坂本の打率は.744。シーズン打率も.343にまで上昇し、首位打者に躍り出ました」(前同) 村田も打率.395。11試合で14打点を荒稼ぎした。何より阿部自身も、4番に座ってからの11試合で打率.395、ホームラン3本、12打点とさらに大爆発を見せたのだ。一人で、貧打に泣かされていた今年の巨人を劇的に変えた阿部。
「阿部という軸が安定することで、チーム内に相乗効果が生まれましたね」 野球評論家の橋本清氏がこう言う通り、自ら先頭に立って強気のプレーをすることで全体を“総活躍”させ、活性化させる。まさに、野球版“アベノミクス”とでも言うべき状況が生まれているのだ。とはいえ、この勢いが“バブル”で終わってしまっては、それこそ本家アベノミクスの二の舞。
「ここ数年の阿部はケガや体の衰えが目立ち、肩や腰、太ももなど満身創痍です。二軍での長い調整で現在は好調ですが、それが続くかどうかは不透明。