【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】#37 動物園に行ってもハトばかり追いかけているんです (2/2ページ)

It Mama

それを真似する子どもも出てきます。ライオンを見ていない子も描いたりします。そしてクラスのほどんどがライオンの絵になってしまうこともあります。

でも、“思い出”なんですから何を描こうが自由ですよね。

周りの大人が上手に描かせようと、「こういう絵を描きなさい」と指導すると、子どもの“絵を描く楽しみ”が奪われてしまいます。

そして「僕は絵が下手だ」なんて思うようになるかもしれません。

遠足に連れて行く目的は体験をさせるため、作文や絵などを描くため出かけるのではありません。

これは保育園や幼稚園だけでなく、家庭でも一緒ですね。

筆者も子どもが3歳くらいの頃、よくサンシャイン水族館に連れて行き屋上のアシカショーを見せていましたが、息子は全く興味を示さず、お客が食べこぼしたポップコーンをついばむハトばかりじっと見ていました。

ハトへの興味はますます深くなり、そのうち鳥博士のように鳴き声や姿だけでドバト・キジバト・カラスバトと言い当てるようになりました。更にカラスにまで興味の幅が広がりこんな絵ばかり描くようになりました。

本人はその鳥を見ているときが一番幸せなのですから、親の「こうであってほしい」という希望を押し付けるのは止めました。

自由な発想の芽を摘むことのないように気を付けましょうね。

【参考・画像】

※ 『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』

※ 『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

※ Poznyakov / shutterstock

【著者略歴】

※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』

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