「就職ってする意味ある?」と悩む大学生のために就職すべき理由を考えてみた (1/2ページ)
筆者は現在フリーのライターで、会社員の友人や大学生にうらやましがられることがあります。
大学生から「いずれやめるつもりなのに、就職する意味ってあるんでしょうか?」と聞かれることも少なくありません。
でも、筆者も会社員経験者。一度は就職すべきと感じる部分はたくさんあります。そこで今回は、「就職って「する意味ある?」と悩む大学生のために、就職すべきだと思う理由を考えてみました。
仕事ならではの人間ドラマがある人事部でアシスタントの仕事をしていたときのこと。先輩女性2人が、仕事の方針でいつもバトルしていました。
言い方もかなり激しくて「仲悪いのかな」と思っていたのですが、ある朝2人が共にグロッキーな姿で出社。
「朝まで2人で飲んでラーメン食べて、そのまま来たんだよね」と言うのです。
仕事では遠慮せずに言い合って、プライベートは仲良しなのか……そう気づいたとき『会社』を介した人間関係も素敵だなと思いました。
もちろんフリーにはフリーの人間ドラマがありますが、会社員としての人間ドラマも楽しいもの。それを経験できるという意味でも、就職って良いものだと思いませんか?
社会的な信頼を得られる会社員時代には考えなかったけれど、やめてから思うのが「○○会社の社員」という肩書きだけで社会的な信頼が得られるということ。
フリーだとクレジットカードの審査すら大変ですし、新しく銀行口座を作るときにも「どんな入金がありますか?」「職種は何ですか?」と事細かに聞かれ、不審に思われてるな、会社員じゃないだけでこんなにも肩身が狭いのか……と思いました。
会社員じゃなければ社会的な信頼が得られないわけではありませんが、相手が「会社員だから大丈夫」というだけで判断してくれるというのはメリット。
就職して会社員のうちにクレジットカードを作ったり、車や住宅ローンを組むというのも一つの手かもしれません。
お金をもらって社会勉強ができる筆者が新卒で入った会社は、入社してから研修期間が2か月ありました。すぐに現場に入る会社もあると思いますが、いずれにしても一人前に働けるようになるまでには時間がかかります。