妊娠後期の妊婦さん体調管理まとめ〜週別の変化と陣痛の対処法〜
妊娠後期とは、妊娠28週0日から39週6日までを指します。月数でいうなら妊娠8カ月から10カ月ということになります。
赤ちゃんはすべての期間がほぼ完成し、妊娠後期の間に髪の毛や爪が伸び、皮下脂肪もついて赤ちゃんらしい様子になってきます。また、身長や体重などにも個人差がはっきりしてきます。
そこで今回は「妊娠後期」にママさんやまわりのかたがすべき心がけや準備について、医師に解説していただきました。
「妊娠後期」の身体の変化 妊娠後期の妊婦さんは、お腹が目に見えて大きくなり8か月くらいでは胎動が最も活発になり眠れない方も多くいらっしゃるでしょう。大きくなったお腹が膀胱を圧迫することで頻尿になることもますます多くなってきます。
お腹のハリやむくみ、便秘には引き続き要注意の時期です。
妊娠週別の状態、注意点
むくみや血圧上昇などが出やすい時期ですので食事は薄味、出来れば和食を心がけましょう。お腹のハリや、硬くなる感じがあったらすぐに休み、痛みが出たり収まらない場合は受診の必要があります。
妊娠9カ月(32~35週)
腰痛や足のむくみ、尿漏れなどの症状が出やすくなります。妊娠の経過に問題がなければ、軽い運動などで気分転換を。
妊娠10カ月(36~40週)
いよいよ、待ちに待った出産の時期です。ここまでくると赤ちゃんはいつ生まれても安心ですので必要以上に緊張せず、リラックスして過ごしたいですね。
お腹のハリや破水などには注意が必要です。 「妊娠後期」に体調不良があったとき まずおかしいな、と思ったらかかりつけの産院に連絡するようにします。市販薬などは、湿布なども含め自己判断で使用せず、妊娠中であることを伝えて確認するようにします。 「妊娠後期」の過ごし方や健康管理 食事
塩分やカロリーの摂りすぎには気を付けて。便秘予防のため、食物繊維を摂りましょう。
睡眠
胎動や頻尿で不眠になりがちですから、日中でも少し休憩を取るようにするのが大切です。
外出
臨月が近づき、いつ出産になってもおかしくないので、産院の電話番号や母子手帳、保険証などは常に携帯しておくとよいです。
仕事
多くの方が産休に入る時期です。出産近くまで働く予定でも、お腹のハリや身体の疲れなどを考慮して、休む時間は十分確保するようにしましょう。
パートナーとの関係
お産が近づいているので、立ち合い出産の予定があるのであれば連絡の打ち合わせや、産後の予定や用意してほしいものなども話しておきましょう。 「妊娠後期」にパートナーができること 妊娠後期に入ると妊婦さんは体重の増加やお腹の重さや腰痛などによって身体を動かすのが億劫になり、さらに夜間の胎動や頻尿などで不眠になったりして、身体がつらくなりやすい時期です。
さらに出産や産後に関する不安も、予定日が近づくにつれて高まってきます。
家事を代わってあげたり、出産準備を手伝うのはもちろんのこと、妊婦さんの話を聞いたり具体的な今後のプランを話し合ったりして安心させてあげましょう。 出産前にやっておくと良いこと 赤ちゃんの肌着や洋服の準備、車を使用される場合はベビーシートなどの準備などを忘れずに。おむつなども新生児用をある程度ストックしておくとよいですね。 陣痛が来たらどのようにしたらよい? 産院から指導があると思いますが、持続時間と間隔を計り、指定された間隔(10分おきなど)になったら産院に連絡し、出産の準備をして入院になります。 陣痛の状態と対応方法 前駆陣痛
陣痛の前触れともいえるもので、ない場合もあります。自然に何時間かで収まることが多いと思います。
微弱陣痛
子宮の収縮力が弱く、陣痛の続く時間も不十分なものをいいます。状態によって経過を見る場合と、陣痛促進薬を使ったりする場合などがあります。
有効陣痛
規則的な陣痛が起こるもので、これが赤ちゃんが生まれるときの陣痛です。間隔を計って記録し、一定の間隔になったら産院に連絡します。
後陣痛
出産後に子宮が元の大きさに戻るときの痛みを指し、経産婦では強いといわれています。 もうすぐお母さんになる方へ 妊娠後期は、もう出産も間近ですね。赤ちゃんとの生活を楽しみに、一日一日過ごしていきましょう。
(監修:Doctors Me 医師)