「何も聞こえやしない」雨が屋根を叩く中、マレーが勝つ [全米オープン] (2/3ページ)

テニスデイリー

彼の次の相手は、世界ランク40位のパオロ・ロレンツィ(イタリア)だ。

  「なかなか骨が折れるよ。それでもプレーすることはできるけれど、間違いなくより難しい」

 グラノイェルスも似通った見解を示した。

 「ああいう音の中でプレーすることに慣れていない。ボールを正しく打っている、という感触を覚えられなかった。また集中するのも難しかったよ。すごくプレーしにくかった」とグラノイェルス。「屋根が閉まるとより騒音がするけど、でも雨が(強く)降っていなければ、まあ大丈夫だ。雨が降っていると、さすがにうるさすぎたね」。

 マレー同様グラノイェルスもまた、プレーヤーは順応することを学ぶ必要があるということを認めた。

 「雨が降っているときには、いつもより音がします」と言ったのは全米テニス協会のゴードン・スミス。騒音に対する選手のコメントについて尋ねられてこう答えた。

 「音を減ずるために可能な対策があるか調査してみます。以前より騒音が大きくなることは、私たちも知っていました。それは、プレーヤーもファンも対処しなければならないことです」

 吉報もある。少なくとも、マレーやグラノイェルス、そしてそのほかの数人が、屋根のあるコートでプレーできたということだ。雨はこれまでも頻繁に、全米オープンのスケジュールを乱してきた。2008年から2012年まで5年連続で、男子シングルス決勝は延期されてきたのだ。

 木曜日に降った雨のため屋根のないほかのコートでのプレーは制限されたが、アーサー・アッシュ・スタジアムの屋根の下では試合が行われ続けた。セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がバニア・キング(アメリカ)を6-3 6-3で破った試合もそのひとつ。この勝利でセレナはグランドスラム大会306勝という、マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)が持つオープン化以降の最多勝利記録にタイで並んだ。それ以上の307勝を記録しているのは男子のロジャー・フェデラー(スイス)だ。

 「アーサー・アッシュ・スタジアムの屋根が閉じていると、少し感じが違うわね」とセレナは言った。

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