SO小倉の閃きに周囲が連動。NTTコムがリコーから今季初勝利! (2/2ページ)
僕がやりたいことを伝えて、皆がそれをわかって、それで僕が活きている」
黒いジャージィのリコーは、SOとFBに並べたキック力のある選手を頼りにエリアを取り、外国人FWによる簡潔なぶちかましに活路を見出したかったか。しかし、プラン遂行の前提となる陣地獲得に難儀する。
何故か。敗れた神鳥裕之監督はこう観る。
「相手のアタックが素晴らしくボールを獲れなかった」
守っては2人がかりのタックルも貫いたNTTコムは、17分、自陣10メートル線付近右のスクラムからまたも協奏曲を奏でる。
ハーフ線付近左中間での2フェーズ目でCTB石橋がその走りで複数のタックルを引きつけると、反対側のスペースで5人対2人と文句なしの数的優位ができる。
その先頭に立つSO小倉がデジャブを示すランを繰り出し、最後はCTBカラウリアヘンリーが止めを刺した。ゴールも決まり、21-6。ここで勝負は決まったか。
今季初黒星のリコーに対し、NTTコムは今季初勝利。人気者のNO8アマナキ・レレィ・マフィも、足早に帰路につくさなかに言った。
「これからタフ(な対戦が続く)。もっと、レベルアップしたいです」
(文:向 風見也)