初優勝の夢に向けて!ル・マンを戦ったトヨタ車たち【前編】 (3/5ページ)

イキなクルマで

ここで童夢のチームとしてのル・マン参戦は、一旦ピリオドが打たれます。

■体制を強化して臨んだ、トヨタ 87C

1987年、トヨタはル・マン参戦体制を強化。トヨタ・チーム・トムスと名称を変更します。この年に製作された87Cは前年の86Cの正常進化版といえるマシンで、エンジンは3S-GT改にスイッチ。パワーアップを果たしました。

photo by Nic Redhead(CC BY 2.0)

この年のル・マンに、トヨタは2台体制で参戦。予選14位、16位スタートと好位置に着け、決勝も序盤一時5位、6位と力走を見せますが、1台がガス欠、もう一台はオーバーヒートでリタイア。スタートから6時間も経たずに、トヨタのこの年のル・マン挑戦は終わってしまいます。

■童夢とのコラボの集大成となった、トヨタ 88C

photo by DOME CO.,LTD

1988年のル・マンに、トヨタは87Cの改良版である88Cで挑みました。全日本選手権参戦途中に行われた軽量化が功を奏し、予選8位、10位と善戦します。決勝は前々年、前年とリタイアを喫しているだけに、慎重に淡々と走り続ける作戦を実行。

シングルフィニッシュを狙いますが、思った通りに事が進まず、完走はしたものの12位、24位と物足りない結果となりました。このマシンを最後に、童夢とトヨタのジョイントは終了します。

■TRD製専用エンジンを搭載した、トヨタ 89C

photo by TOYOTA GAZOO Racing

小排気量の市販車ベースエンジンでのル・マン挑戦は、もはや限界に達していました。そこでトヨタは、全日本選手権で先に搭載されたTRDが開発したレース専用エンジンR32Vを88Cの進化版である89Cに搭載。この年のル・マンに出走します。

本戦は89C2台と88C1台の3台体制で挑みましたが、アクシデントやトラブルに見舞われ早々と戦列を去ってしまいました。

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