古本好き大学生が語る、古本屋巡りの魅力4選【学生記者】 (2/3ページ)

学生の窓口

特に個人経営の店はそれぞれが専門分野を持っているので、棚も見やすいですし、店主に質問するとすぐに在庫や位置を教えてくれます。チェーン店では見つけるのは難しく時間がかかりますが、なにしろ本の数が多いので探してみる価値は十分にあります。もし、文庫本化されて残っているような本でも古い版で読んでみるとおもしろい発見があります。
僕も100年以上前に出版された政治書を購入したことがあるのですが、その序文を当時の有名な政治家が書いていて驚きました。また、原著と文庫本を比較すると修正されている点が分かって、「オレはみんなが読んでいない部分まで読んでいる」という謎の喜びを感じるのではないでしょうか(自分の心の中に留めておいたほうがよさそうですが……)。

3.昔の人の思いが伝わってくる



政治・経済の本には書き込みがあることが多いです。本来なら新品の本のように書き込みがないほうが読みやすいのですが、赤鉛筆やHBの鉛筆で熱心に引かれた傍線を見ていると、「前の読者はどんな思いでこの線を引いたのだろう。そしてその若かりし頃から何十年も経った今、どんな気持ちで売ったのだろう」と想像がふくらみます。
「a second-hand book」を買うことの特権は、前の読者の気持ちを受け継ぐことができる、という点にあると思います。

4.古本屋巡り自体が楽しい


古本屋巡りは自分の世界を広げてくれるという魅力があります。個人のお店を例にお話すると、それぞれのお店は専門分野を持っていることが多いです。古本屋街を巡っていると、自分がこれまで興味を持ったことがないような分野の本を取り扱うお店を見かけます。

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