円高だと商品の輸入がお得に!聞くに聞けない金融経済基本ワード (2/3ページ)
デフレは「デフレーション(Deflation)の略で、物価が持続的に下落していく状態。
どちらもネガティブな意味で使われがちですが、どちらにもメリットとデメリットがあるといいます。
まずインフレになると、ものの値段が上がるので、商品が売れれば企業の売り上げも伸びていきます。すると社員の給料も増え、市場に流れるお金も増え、経済か都度いうが活発になるわけです。
しかし急激にインフレが進むと、市場にお金が流れる前に、ものの値段が上がりすぎてしまいます。こうなると消費者はものが買えなくなり、企業にもお金が入らなくなって、経済活動に歯止めがかかることになるのです。
一方、デフレの状態ではものが安く買えるため、物価が高いときよりも多く売れるようになります。企業の売り上げが伸び、社員の給料が増えるので、経済活動が活発になります。
しかしデフレが続くと、消費者はより安いものを求めるようになります。企業は値下げを続けなければ他社との競争に勝てなくなるため、どんどん物価を下げるようになります。すると売り上げは落ち込んでいき、経済活動が停滞します。
つまりインフレもデフレも「適度なら経済活動を活発にするけれど、急激に進んだり、長く続いたりすると、経済活動を停滞させてしまう」という意味で、同じメリットとデメリットを持っているということ。
だからこそ、どちらかに偏りすぎないようにすることが重要であるわけです。
■3:円高・円安
日本を含むほとんどの先進国は、市場の需要によって通貨の交換レートを変更する「変動為替相場制」を取り入れています。そのため、1ドルを何円で交換できるかは、交換するタイミングによって異なるわけです。
そして、それまでにくらべ、1ドルの交換にかかる円が少ないときが「円高」で、1ドルの交換にかかる円が多いときが「円安」。
1ドル=80円の円高になると、輸出においては1,000円のバッグを800円で売ることになりますから、200円の損。一方、輸入の場合は1,000円のバッグを800円で買うことになるので200円の得。