【ゴローパパの泣き笑い育児】#03 猛烈な嫉妬に狂う「男おばさん」 (2/3ページ)

It Mama

グラ太と早く会いたい一心で原稿を終わらせ、夕方お迎えへ。帰路、公園でちょっと遊んで一緒にスーパーへ行き、夕飯の買い出しに。

ここまで読むと「楽しそうだな、オイ」と思う方もいるだろうが、育児経験者ならご理解いただけるだろう。育児なんて楽しいのは一瞬だ。

特に当時は、1歳になりたてのとき。砂場で遊ばせていたって「あのお友達のアンパンマンお砂場セットが欲しい」とだだをこねはじめるし、スーパーで買い物するのなんて戦争そのものだ。

なだめすかし、笑顔を一瞬見せてくれたと思ったら、また何かに怒り泣いている。もうへとへと。

やっとこさ電動チャリのチャイルドシートに乗せ、帰宅。

マンション階下の駐輪場に着くとぐずり「抱っこ」とせがむ。仕方がないので肩に保育園のバッグをかけ、両手にスーパーの袋を持ったまま、抱っこ。筋肉はプルプル。やっと6階に着き、ドアを開けるとグラ太は「ママーー!」と一目散。りえちゃんも呑気に両手を広げ、「グラ太―!」と笑顔で出迎えた。

「いいとこ取りかよ!!」

この感情が起きるということは、もうパパではない、俺はママなのだ。外見もどんどん太り、名実ともに“男おばさん”だ。

いや、グラ太もりえちゃんも悪いところは何ひとつない。ただ、ただムカつくんだ。ここまで必死にお世話し、家に着いた途端これでは、俺の立場は、俺の今までの我慢は……。

それにこんな感情を抱えながら、これからグラ太をお風呂に入れ、みんなのご飯を作らなければならない。イラつきながら、そんなことできるか! 笑顔で接してなんかいられるか!

「……そんなにママがいいなら、もうずっとママんとこにいろよ!」

扉をバターン!! と自室に籠城。の瞬間、はぁぁぁぁぁと後悔の念。

事情の一切を知らないりえちゃんは、ただ突然キレられただけだ。消えてなくなりたい……息を殺すように存在を消し、ただただ感情の波がやむのを待った。

■愛した分だけ愛されたい

愛した分だけ愛されたい。これはどこかグラ太との恋愛感情にも似ているのだが、愛した分だけの愛を求めるのは、ただの恋愛ごっこに過ぎない。親子の愛とは無償の愛のはずである。

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