天才テリー伊藤対談「天龍源一郎」(3)プロレスは観るとやるとでは大違い (2/2ページ)

アサ芸プラス

テリー それはどういうところが?

天龍 プロレスが、こんなに体をいじめて痛い思いするものとは夢にも思ってなかったですから。リングのロープでレスラーが弾かれるじゃないですか。あれ、俺は最初、ゴムが入っていると思っていたんです。

テリー ああ、確かに。

天龍 中にワイヤーが入ってるのを知らなくて、やってるうちにアバラのところが傷ついたりとか骨にヒビ入ったりしたんですよね。

テリー リングのマットも堅いですよね。

天龍 板の上に薄いマットを敷いているんです。体重が軽い人はそうでもないんですけど、重たい人が勢いよく沈んじゃうと、ものすごく痛いですよ。

テリー デビュー後、しばらくはアメリカと日本を行き来していましたよね、大きな転機となったのは?

天龍 81年7月に、ビル・ロビンソンとのタッグで、馬場さん、(ジャンボ)鶴田さんとインターナショナル・タッグ王座に挑戦した時ですかね。まだ全然ヘタクソなのに、(アントニオ)猪木さんが使った延髄蹴りとか、卍固めとか好き勝手やっちゃって。当時、他団体のエースの必殺技を使うのはタブーだったんですよ。

テリー そうでしたね。

天龍 でも、そこでムチャクチャやったことで妙な注目を浴びちゃって。そこからガラッと人の見る目が変わったのを感じました。

「天才テリー伊藤対談「天龍源一郎」(3)プロレスは観るとやるとでは大違い」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 9/22号天龍源一郎プロレステリー伊藤相撲スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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