【世界仰天ニュース】パニック障害などもっと知って欲しい4つの病
2016年9月21日(水)放送の『ザ!世界仰天ニュース』は「知られていない病気と闘っている人たちスペシャル」という特集でした。
体が非常に小さい病気、突如意識を失う病気、記憶がなくなる病気、強い動悸と死の恐怖に襲われる病気などが取り上げられておりました。
今回はこの「知られていない病気と闘っている人たち」の「病気」について、医師に解説をしていただきました。
原発性小人症 
両親からの遺伝子の組み合わせによるものと考えられています。
症状
非常に身長が低く、頭が小さく、骨が弱く骨折しやすいのが特徴です。
原因
遺伝による病気と考えられています。
治療方法
非常に珍しい病気で、根本的な治療法はまだ解明されておりません。
番組で取り上げられていた「原発性小人症」
カナダ州の在住するケナディさんは、4歳にして身長66cm、体重は4.5Kgしかありませんでした。
彼女が患っているのは「原発性小人症」非常に珍しい奇病で、関節のゆるみよる頻繁な脱臼と、骨折の危険があるので運動することが出来ませんでした。
しかし、13歳になったケナディは30cmも身長が伸び、骨密度も通常の密度にまでなりました。
原発性小人症のなかで異例の成長をみせる彼女は、同じ症状の人たちの希望となっています。 起立性調節障害

メカニズム
自律神経の働きがアンバランスになっていることが原因と考えられています。
症状
・立ちくらみ
・朝起きられない
・全身のだるけ
・立っていると気持ちが悪くなる
原因
自律神経のバランスの悪さが原因として考えられています。
治療方法
・水分を十分に補給
・軽い運動療法
・ゆっくり立ち上がる
・生活リズムを整える
・薬物療法
番組で取り上げられていた「起立性調節障害」
イギリス在住のペイジ・バトーラムさんは、1日に何度も失神を繰り返す症状に悩まされておりました。
原因不明のまま暮らしていましたが、ある日20段の階段で意識を失い転落する事故に合ってしまいます。
死の危険を感じた彼女は自らの症状を調べた結果、POTS(ポッツ)」と呼ばれる「起立性調節障害」の一部を患っていることが判明しました。
病名の発覚と自らの努力、そして自分に合う薬との出会いによって現在ペイジさんの症状は改善に向かっており、週に1回の失神で済むようになりました。 視床下部過誤腫

メカニズム
胎生期の発生の異常と考えられています。
症状
てんかん発作を起こす原因となることで知られ、特に2歳くらいの幼時に発症する「笑い発作」と呼ばれるものが有名です。
笑いの程度は様々で、比較的頻繁に起こるとされています。
原因
胎生期の発生の異常によって起こる奇形の一つです。
治療方法
主に手術療法がおこなわれます。
番組で取り上げられていた「視床下部過誤腫」
イギリスに住むアン・リオンさんは突如記憶が途切れ、笑いが止まらなくなったり、気がつくと知らないところにいたり、意識を失ったまま失禁するなど奇妙な症状があらわれ始めました。
MRIなどの精密検査の結果「視床下部過誤腫」という、脳の重要な個所に腫瘍があることが判明しましたが、視床下部は脳の中心にあるため手術は非常に困難でありました。
ある日、同じ「視床下部過誤腫」を抱える女性から「鍵穴手術」とよばれる頭蓋骨に穴をあけ、レーザーで腫瘍を焼く手術を薦められましたが、費用は約1,200万円もかかります。
現在リアンさんはサイトやイベントを行い、手術代の寄付を呼び掛けております。 パニック障害

メカニズム
パニック発作が起こるメカニズムとして、脳内の神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンのバランスが崩れることが考えられています。
そのため、セロトニンを脳内で増やすお薬を治療に使用しますが、具体的なメカニズムはまだわかっていない部分も多い病気です。
症状
・突然、非常に強い動悸がする
・脈がすごく早くなる
・胸の苦しさや震え
・息苦しさ
・「このまま死んでしまうのではないか」という強い恐怖感
内科的な精査をしても明らかな異常が見当たらないことが診断の条件の一つとなります。
原因
脳内伝達物質のアンバランスとする考え方が有力です。
治療方法
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)や抗不安薬などを用いて治療が行われます。
番組で取り上げられていた「パニック障害」
現在オリックスバッファローズで活躍するプロ野球選手、小谷野栄一選手はパニック障害を患いながら今も打席に立ち続けています。
小谷野選手は2006年6月の試合中にバッターボックスに立ったとき、突然激しい動悸と死ぬかもしれない、といった恐怖心に襲われました。
それ以来パニック障害の発作に苦しめられ、夢であったプロ野球の道を断たれる恐怖に悩まされながらも、家族やチームメイトの支えのおかげで見事復活を遂げました。
小谷野選手はまだ病気が完治していているわけでありませんが、パニック障害の症状を不安、ドキドキを楽しめという合図、という風に考えるようになったそうです。 医師からのアドバイス パニック障害などは、比較的広く認知されてきている病気のようにも思いますが、自分はつらい症状があるのに、なかなか周囲から理解してもらえない病に苦しむのは、本当につらいことですね。
世界にはまだまだ数少ない、原因も不明な病がたくさんあるので、そういった病に苦しんでいる患者さんの苦痛にも理解を深めていきたいですね。
(監修:Doctors Me 医師)