ワインバル店員が教える! ワインの基礎知識(ブドウ品種編)【学生記者】

学生の窓口

こんにちは! 上智大学のゆうきです。
私事ですが、先月カナダのバンクーバーに3週間ほど語学留学に行ってきました。向こうは日差しがとても強かったので、こんがりと焼かれました(笑)。この短期留学の経験に関しては、改めて記事にさせていただきます。
前回のテイスティング編では、グラスの持ち方から口に含むまで簡単に説明しました。全くワインについて知らなかった方も少し興味をもちはじめたという人もいるのでは? そこで今回は、ワインの基礎知識後編として、ぶどうの品種についてご紹介します。



前回の記事でもお伝えしましたが、現在私は都内の某ワインバルで働いています。そこでの主な業務はお客様のさまざまな要望に合わせて、ワインを選び提供することです。そのため、必然的にお客様とお好みのワインのお話をさせていただく機会が多いのですが、意外にもブドウの品種に関して知識を持っている方はあまり多くありません。もちろん、ブドウの品種に詳しくないからといって、お店でワインの注文を敬遠する必要はありません。複数種類のワインを提供するお店には、ワインに関しての知識を備えた店員が必ずいます。気軽に相談しても全く問題ありません。
とはいえ、ブドウの品種を有名どころのものだけでも頭に入れておけば、店員の方との話もより盛り上がりますし、ワインを飲むことがもっともっと楽しくなること間違い無しです! 今回は、「4大品種」と呼ばれる最もオーソドックスで代表的な4種類のブドウをご紹介します。

1.カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)

「黒ブドウの王様」とも称されるカベルネ・ソーヴィニヨンは、赤ワイン用のブドウ品種としては最も代表的なものです。温暖な気候を好むこのブドウは、フランスのボルドー地方をはじめ、世界のさまざまな地域で生産されています。栽培されて間もないころのカベルネ・ソーヴィニヨンは、タンニン(ワインの渋みを作り出す成分)の主張が強く渋い印象を受けます。しかし、熟成を重ねるにつれてタンニンが丸みを帯び、柔らかい渋みとコクのあるうま味を引き出します。僕もカベルネ・ソーヴィニヨン主体のヴィンテージものの赤ワインを何度か試飲会で飲んだことがあるのですが、もう最高of最高でした。ちなみに、ヴィンテージものは基本的に1万円ぐらいを平気で越えてくるので、普段自分のお金では飲めません(笑)。

2.ピノ・ノワール(Pinot Noir)

ピノ・ノワールはカベルネ・ソーヴィニヨンにも引けをとらないポピュラーな品種です。かの有名な「ロマネ・コンティ」もこのブドウから作られています。フランスのブルゴーニュ地方を主な原産地とするピノ・ノワールの特徴は、なんといってもそのフルーティーさです。イチゴやラズベリーのような香りからもわかる通り、タンニンの主張は控えめでいわゆる非常に「飲みやすい」ワインに仕上がります。渋みが少ないため、「ワインはあまり得意ではないけれどトライしてみたい」というお客様や友達には、僕自身このブドウをメインに使用したワインを薦めることが多いです。ワイン入門には最適なブドウだと思うので、みなさんもぜひ試してみてください!

3.メルロ(Merlot)

メルロは、フランスのボルドー地区で最も盛んに栽培されているワインで、カベルネ・ソーヴィニヨンとのブレンドに使用されることが多いです。プラムの香りを思い起こさせるこのブドウの最大の特徴は、まろやかで滑らかな口当たりにあり、優しくて濃厚なワインを生み出します。酸味と渋みがともに控えめなため、こちらも初心者には非常におすすめなブドウの一つといえます。

4.シャルドネ(Chardonnay)

「白ブドウの女王」との呼び声も高いシャルドネは、フランスのブルゴーニュ地方にとどまらず世界各地で最も盛んに栽培されています。というのもシャルドネは、テロワール(ブドウ栽培をとりまく気候や風土などの自然環境)への適応力が高く、土地を選ばない性質を持っているからです。このように世界のさまざまな地域で生産されているため、シャルドネの味や香りは土地によって多種多様です。フランスなどの寒冷地で栽培されたものは爽やかな柑橘系に。チリやオーストラリアといった温暖な地域でとれたものは、パイナップルや桃を思わせる甘い香りが特徴的です。

◆まとめ

以上、前回と今回の二度にわたってワインの基礎知識をご紹介しました。思っていたほど難しくはないといった印象を受けた方も多いのではないでしょうか。これを機にぜひみなさんもお店に足を運んでみて、ソムリエや店員の方に相談してみてください! きっとお好みのワインに出会えると思いますよ。

(参考:遠藤誠 監修『贅沢時間 ワイン事典』学研 2014)

<大学生のまずこれステップ>
1.記事で興味を持ったら、ワインについて調べてみる
2.バーにいってみて店員との話を通して勉強する
3.継続的にワインを楽しむ

文:ゆうき

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