【世界の絶景】あと10年で完成するスペイン・バルセロナの偉大な教会「サグラダ・ファミリア」 (3/3ページ)
すでにこの世を去ってしまったガウディの構想通りとはならないため、当時は「サグラダ・ファミリア」の建設そのものを継続すべきではない、という意見もあったそうですが、職人による伝承や大まかな外観のデッサンなど残されたわずかな資料を元に、「サグラダ・ファミリア」の代々の建築家がガウディの設計構想を解釈して建築を継続する、という形で、で現在も建設が進められています。
1980年代に予想された約300年という建築期間は、その後の技術革新によって大幅に縮むこととなり、9代目の設計責任者ジョルディ・ファウリは、2013年に「アントニ・ガウディ」の没後100年にあたる2026年を完成予定と発表することになるのです。
完成までに9人もの設計責任者を擁し、スペインの内戦と2度の世界大戦を経て、あと10年ほどで完成を迎えるバルセロナが誇る「サグラダ・ファミリア」。
着工から140年以上の時を経て、多くの人々の想いが形となる、その時は、スペインのバルセロナを訪れて、この世紀の大建築を実際に体験してみてはいかがでしょうか。
きっと人間の可能性が無限である事を感じる事ができるに違いありません。
そして、その世紀の大建築に、ガウディの最も大切にしてきた「自然」そのものを感じる事ができるに違いありません。
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