男子ラグビーにアメフト スポーツ界で女性コーチが活躍する理由 (1/2ページ)
ラグビー日本代表の五郎丸歩選手がキックをする前に必ずとる「五郎丸ポーズ」は、2015年のラグビーワールドカップですっかり有名になった。
だが、このルーティンは五郎丸選手が一人で編み出したものではない。その誕生に一役買ったと言われているのが、ラグビー日本代表でメンタルコーチを務めた荒木香織さんである。また2015年、アメフトでもNFLで史上初の女性コーチが生まれたことも見逃せない。
『コーチング・ビジネスのすすめ:女性に最適! ゼロから始める夢資格』(五十嵐久著、合同フォレスト刊)によると、荒木さんやNFLの例にかぎらず、昨今のコーチングの世界での女性の活躍はめざましく、この仕事への女性の適性には注目が集まっているようだ。
■コンサルティングとは違う「コーチング」という仕事しかし、そもそもコーチングとはどんな仕事なのか。コンサルティングやカウンセリングと混同されがちだが、実はこんな違いがある。
コンサルティングの場合、クライアントにヒアリングをした上で、コンサルタント自身が持っている知識、情報、ノウハウを駆使してアドバイスをする。
これに対しコーチングの場合、根底にあるのは「答えはクライアント自身がもっている」という考え方だ。そのためコーチはアドバイスをするのではなく、クライアントの中にある思いや考えを引き出すことに注力する。
つまり、コーチングはコンサルティングに比べ、より高い水準の「聴く力」が求められるというわけだ。
また、カウンセリングとの違いは「相手にする対象」にある。カウンセリングの場合、その対象は精神的に悩んでいる人や、何か問題を抱えている人だが、コーチングは目標達成に向けて取り組んでいる人が主な対象になる。
相手が異なれば、当然扱う話題も異なってくる。カウンセリングではクライアントの気持ちを整理することに重きが置かれるため、「過去」の話を傾聴することがメインになる一方、コーチングでは「こうありたい」という未来志向的な話題が中心になるのだ。