男子ラグビーにアメフト スポーツ界で女性コーチが活躍する理由 (2/2ページ)
■女性がコーチングに向いている三つの理由
では、なぜ女性の方がこの仕事に適性があるのだろうか。著者の五十嵐さんによると、そこには三つの理由がある。
(1)女性は観察力に長けている
女性は男性よりも観察力に長けていることが多く、さりげなく相手をほめたり、話題を作るのが得意。それゆえ相手は心を開きやすく、その後のセッションもスムーズに進むのだという。
(2)男性に比べ、女性は答えを急がない
とかく競争意識が高い傾向がある男性は、物事の回答にできるだけ早く辿り着こうとする一方、女性は話題が多少それてもイライラせず、あちこち寄り道をしながら答えに辿り着くことも厭わない。
そのため、じっくりと会話の寄り道を楽しみつつ相手の話に共感したり、相手の心に寄り添ったりといったことがしやすいのだ。
(3)男性は、同性よりも女性の言うことを聞き入れやすい
クライアントが男性の場合、同性のコーチから言われることは素直に受け入れにくいが、女性の言うことは素直に聞く傾向が強い。五十嵐さんの経験上、この傾向は、経営者のような人の上に立つ男性ほど顕著なのだという。
本書には、実際にコーチとして活躍している12人の女性たちの声も紹介され、コーチングのアプローチや考え方を垣間見ることができる。
人が目標に向かうことをサポートし、伴走するコーチングは、大きなやりがいを伴う仕事のはず。今後どんなキャリアを歩んでいくか決めかねているなら、女性が本来的に持っている性質を生かせるこの仕事を選択肢に加えてみてはいかがだろうか。
(新刊JP編集部)