単なる自動演奏じゃない。人間と息を合わせて今は亡き名演奏家とのアンサンブルをAIが再現 (1/2ページ)
source:https://www.youtube.com/watch?v=40IRfETlvSs
もはやAIは降霊術にも使えるようになるかもしれない。
ヤマハが公開した演奏会の動画には、人工知能演奏システムとベルリンフィル・シャルーンアンサンブルが共演する様子が映されていた。
その中で、人工知能演奏システムが受け持つのはピアノだが、このピアノ、20世紀のピアノの巨匠と呼ばれたスヴャトスラフ・リヒテルの往年の演奏スタイルをAIで再現しているという。
これまさに、降霊術ではないのか。
■ 人間と息を合わせて演奏するAI
公開された動画は、5月19日に東京藝術大学奏楽堂で開催された「音舞の調べ~超越する時間と空間~」というコンサートの模様だ。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=40IRfETlvSs]
AIが受け持つピアノと、人間で構成されたベルリンフィル・シャルーンアンサンブル(バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス)が、お互いの呼吸を合わせながら演奏するという試みだった。
特にピアノを受け持つAIには、20世紀のピアノの巨匠スヴャトスラフ・リヒテルの演奏スタイルが学習されており、それを人間のアンサンブルと息を合わせながら演奏するという、まさに今は亡き人を蘇らせるということを試みたのだ。
AIが演奏するピアノは、単なる自動演奏ではない。共演者の呼吸を読み、自らの呼吸を共演者に伝えてタイミングを合わせるという、人間の演奏者と同様の共演を行える。
AIはマイクとカメラと使って、人間の共演者の演奏状態を感じ、次に行うべき演奏を予測しながら演奏しているのだ。
そしてAI側は、プロジェクターを使って、自らの演奏タイミングを人間の演奏者に伝える。
また、AIの人間くささは、本番に向けてリハーサルを繰り返しながら、精度を向上させていったということだ。つまり、AIが「練習」したことになる。