歴史を紐解く! 韓国地震の次はいよいよM8南海トラフか(2) (1/2ページ)
そして朝鮮半島に目を向けると、同じ時期、白頭山が大噴火したのである。そればかりか、『三国史記』によると、貞観地震の1年後の870年から、韓国では地震が頻発する地震の活動期に入ったことが分かる。また、1454年に東北地方を襲った地震による奥州津波のほぼ1カ月後、朝鮮半島南部で大地震が発生。多数の圧死者が出たと『朝鮮王朝実録』に記されている。
武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏が言う。
「ここへ来て、何百年に一度という直下型の大地震がイタリアで発生したばかりです。プレートに乗っているわけですから、まったく発生しないということはありませんからね。隣国の韓国でも、この種の地震は何度となく繰り返された。1945年前後には、多数の死者を出した東南海地震、南海地震が発生していますが、こうした海洋型の巨大地震の前には、必ず直下型地震が起きている。鳥取地震、北但馬地震などがそうです。韓国の地震も、そうした西日本の地震活動の一つと考えた方がいいかもしれません」
日本と韓国の地殻の動きが連動するのは、地震学者の間では常識だという。
加えて、70年前の終戦前後には、日本と韓国の明らかな連動地震があったという。
「1944年にM7.9の昭和東南海地震が中部・東海地方を襲った。東海地域の軍需工場が壊滅的な打撃を受けたことを隠匿するため軍部は箝口令を敷き、その全容は明らかではありません。その直後には、当時の朝鮮と満州国の国境付近でM6.8の巨大地震が発生している。その後、地震はキャッチボールのように朝鮮半島から日本に戻り、'46年、紀伊半島沖でM8.0の昭和南海地震が発生したのです。戦後の混乱で被害の全容はなかなか判明しなかったが、連動の一例であることは間違いない」(前出・サイエンスライター)
では、韓国内の大地震はどのような地震をもたらすのか。
前出の島村氏は、「実例が少ないので断言はできないが、南海トラフ地震が最も心配と言えます。確実に近付きつつあるということです」と言い、木村氏はこう語る。
「伊豆・小笠原を震源域とした大地震が一番心配です。歴史を紐解くと、あそこを震源域とした慶長地震が津波地震として知られている。