年収530万円以上!人間ならでは能力が求められる職業トップ6
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いまや、車の運転さえもコンピュータでできるようになりました。
かつては人間が従事していた多くの職業がコンピュータに置き換えられ、それらは人間よりも素早いスピードで確実性も高く、効率も上がったため、生産性が大幅に上がっているのも事実です。
しかし、コンピュータに任せれば全て安心で確実というわけでもありません。やはり、人間ならではの能力が求められる業種もまだまだたくさんあるのです!
ちょうどアメリカのテクノロジー情報サイト『MakeUseOf』が、人間でなければできない職業を発表したので見てみましょう。
■6位:品質保証(平均年収530万円)
どんなに完璧なチェックをコンピュータができていたとしても、コンピュータを管理するのは人間です。機械である以上故障することもあります。
細かい品質チェックの過程をコンピュータに任せることができても、最終的なチェックは厳しい目を持った人間でなければ、品質は保証できません。
■5位:政治・法律関連職(平均年収610万円)
コンピュータは、法律のデータベースを管理し、照合することは簡単にできます。しかし、市区町村または国の担当に置かれることはありません。
新しい法律を作ることもできないし、司法決定を下すこともありません。知事、国会議員、裁判官、そして陪審員には人間の洞察力やコミュニケーション力が求められます。
■4位:クリエイティブ関連職(平均年収840万円)
この分野の技術は随分進歩しました。
フォトショップやイラストレーターなどのソフトは、グラフィックアーティストの表現の幅を広げていますし、カメラの進歩はデジタル加工をより簡単にコストも時間も抑えられるようになりました。
音楽の制作さえ、簡単に時間をかけずにできるようになっています。
しかし、コンピュータによる技術の向上は、あくまで人間のクリエイティビティの補佐をするにすぎません。
どんな子どもでも犬の「ぼくは犬だ」と言って犬の物まねをすることができます。でもコンピュータは、「自分らしさ」と「犬らしさ」の区別をすることができません。
人間は、ひとつの物事の本質を把握し、それらを組み合わせて新しいものを創造することができるのです。
■3位:教育関連職(平均年収890万円)
教育の現場にもコンピュータでのデータベースの管理やオンラインコースによる遠隔教育などが実現され、教育を受ける側にとっても大きなメリットがあると言えます。
しかし、オンラインコースのカリキュラムを作成し、評価し、生徒とコミュニケーションを取るのは人間です。人間同士のコミュニケーション、意見交換、ディベートから学ぶことはまだまだたくさんあります。
■2位:医療関連職(平均年収1,500万円)
患者の病歴や様々なケーススタディから分析されたデータを自動化で管理することで、より正確で的確な医療措置を施すことができるようになり、この業種に従事する人々の負担も軽くなっています。
しかし、患者ひとりひとりへの細やかなケアやコミュニケーションの部分はコンピュータが変わることはできません。
経験と実績からのデータをコンピュータで管理しても、何をどうしたらそういうことが起こるのかということはマニュアル化することができないのです。
いざという時に措置の方法を決定するのは、患者とのコミュニケーションの上、熟練の医師でなければなりません。
■1位:プロのスポーツ選手(平均年収数千万~数億円)
堂々の1位は、スポーツ選手でした!
世界中にはとにかくたくさんのスポーツファンがいます。人間は、スポーツをするのも観るのも好きです。人間が努力して成し遂げるスポーツのドラマが人間を熱狂させます。
もし、ロボットだけのサッカーチームがあったとして、その試合をサッカー場まで観に行くでしょうか。それだとテレビゲームと同じですよね。
スポーツにまつわる熱いドラマをコンピュータが再現し、人間の心を動かすことはできないのです。
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結局、人間が管理できる範囲での業務を完璧にこなせても、人間ならではの創造性、直感、想像力、表現力、思いやりなど、感情の部分はコンピュータでは代わりができません。
いずれコンピュータに自分のポジションを奪われてしまわないように、人間ならではの能力を磨いていく必要がありそうですね。
(文/hazuki)
【参考】