創業1907年の老舗居酒屋で味わう熱燗と素朴な総菜 / 名古屋が誇る居酒屋の元祖「大甚(だいじん)本店」 (1/2ページ)
様々な地域に様々な銘店といわれる居酒屋はあれど、最高のお店は人それぞれ違う。もちろん人それぞれの思い出や体験も影響しているだろう。長い歴史がある居酒屋ほどファンは多いというものだ。
今回はそんな長い歴史を持つ居酒屋をご紹介したい。
お店の名前は「大甚(だいじん)本店」。
愛知県名古屋市で居酒屋と言えば「大甚(だいじん)本店」、と言われるほど、地元では名の通った老舗中の老舗居酒屋だ。
それもそのはず、こちらのお店の創業は1907年(明治40年)。
明治40年と言えば、日露戦争に勝利した日本において、東大、京大に続く3つ目の旧帝国大学、当時の東北帝国大学(後の東北大学)が仙台に創立された年。
そんな年に産声をあげたのが、こちらの「大甚本店」なのだ。
こちらのお店、飲み物は昔ながらの日本酒とビールしかないのだが、日本酒が好きなら日本酒をオススメしたい。
日本酒は賀茂鶴と菊正宗の特級のみ。
お店を入るとすぐの場所にある特製の燗つけ器があり、絶妙のタイミングでお燗された日本酒は、香りもよくゆっくりと口の中でほどけていく。
そんなお酒に合わせるツマミは自分で取りにいくという、昔の食堂スタイルだ。
ツマミは作りおきの惣菜がメイン。
その時その時の旬のものを使った総菜のため、ほぼ毎日メニューが変わるのも嬉しいポイントだ。
タイの子の煮付けに、イワシの煮付け、イカの炊き合わせにモロキュウなど、30品目以上が、所狭しと台の上に並べられている。
他にも焼き魚や刺し身、焼き鳥、ステーキ、ウナギなども注文できるという、なんでもアリの居酒屋、それが「大甚本店」なのだ。