時代に流されず、良いモノを見極める スタイリスト・川田亜貴子さん(前編) (3/4ページ)

fumufumu

「ニキータ」はヨーロッパ系の大人ファッションが中心でモデルも外人。ノーブラで透け感を演出してみたり、背中がばっくりと開いたデザインを取り入れたり、日本人モデルではなかなか難しいエッジの効いたコーディネートができたので面白かったです。 女性のファッションはトレンドがめまぐるしく変わりますが、川田さんご自身の中で好きな洋服のテイストが変わったことなどはないのでしょうか? 亜貴子  子供の頃から女性らしい可愛らしい色やテイストには興味がなくて、ユニセックス感のあるものばかり選んできました。幼稚園に通っていた時も「ピンクは嫌!」とこだわりを持っていた子供だったと今でも母から言われます。 男の子が「ズボン」、女の子が「スカート」という概念が納得できず、「理由を説明してください」と自分が納得できないことについては先生にハッキリ言う生意気な幼稚園児でした。(笑) お話を聞いていると若い頃から自立している印象が強いのですが、どんな家庭環境で育ったのでしょうか。 亜貴子 私の親は「自分のことは全て自分で決めろ」というタイプ。だから幼稚園に通う時もまずは幼稚園を私に見せて、そこからどこに通いたいかを自分で決めなさいという環境でした。確か動物がいることを理由に幼稚園を選んだ記憶がありますね。後々、親から聞いて知ったことですが、歩いたり走ったりしたいから近い幼稚園よりも距離があるところに通いたい、と言っていたそうです。人に頼らず、人と比べず、自分の基準で自分が「良い」と判断したものを選ぶ・・・。それが後悔しないことに繋がりますし、そういう育て方をしてくれた親に、今更ですが感謝をしています。 長年スタイリストとしてご活躍される中で大変だなぁと思われたことなどはありますか? 亜貴子  寝不足で眠い、アシスタントがいない、など体力的な面で大変だなと思う部分はありましたが決してストレスではありませんでした。パンツを100本持ってきても3本しか選ばれない、なんて当たり前でしたし、たとえストレスを抱えていたのだとしても全く気づいていなかったかも・・・。雑誌VERYでは万人に受け入れられるコンサバのテイストがわからなくて試行錯誤したことはありますが、「大変」というよりも「学ばせてもらった」という感覚の方が強いです。

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