葬儀には欠かせない「骨壷」を作っておくという終活もありかもしれない (3/3ページ)

心に残る家族葬



■骨壷を作るという終活もありかもしれない

古代ギリシア人による、鮮やかな彩色を施されたレキュトスは、水上がこだわった「骨壷」とは微妙に違うが、「量産品」とは異なる、オリジナルの壷を副葬品や墓標にすることによって、遺族が、送る人のその後の人生を楽しんでもらおうとしていたことは明らかである。
 
今日我々は、「終活」という言葉を耳にすることが多くなった。将来入るであろう自らの骨壷を水上勉のように手ひねりで作る人も少なくないかもしれない。古代ギリシアのみならず、日本においてもやはり、葬儀は「人生の総決算」である。自らの「死」を、「今はそれどころではない」から、「考えないようにする」のではなく、時には古代ギリシア人を見習う形で、我々も「明るい」葬儀の形を模索する余裕を持ちたいものである。

参考文献:西洋の壷、 骨壺の話、 壷絵が語る古代ギリシア―愛と生、そして死、 西洋美術への招待、 図説 古代ギリシア、 、 ヴィジュアル版 ギリシア・ローマ文化誌百科〈上〉、 大英博物館 古代ギリシャ展 究極の身体・完全なる美

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