言い訳ばかりしてしまう自分を変えるコツ3つ

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何かミスをしてしまったとき、誰かに怒られたとき、つい「だって◯◯だから」と言い訳をしてしまう大学生はいませんか? たとえそれが「真実」だったとしても、結果的により一層怒られるだけ……なんてこともありますよね。アレコレと言いたいことがあるのはわかりますが、言い訳をしている人はただただ格好悪いもの。つい言い訳してしまう自分を変え、成長するためのコツを紹介します。

■「だって○○だから」⇒本当の原因は?

自分のミスを叱責されたとき、あなたはどんな風に感じますか? 不安感やモヤモヤした気持ち、そして相手から嫌われるのでは……なんて恐怖心を抱く方もいるかもしれませんね。実は言い訳とは、こんな自分の感情を落ち着かせるために口にしてしまうものなのです。叱責される原因となった行動にも、自分なりの理由がある方も多いはずです。「だって××さんがやれって言ったから」「だから最初から言ったのに……」などなど、言い訳でアピールしているのは「だから自分は悪くない」という感情です。それを相手にも理解してほしいのですね。

しかし言い訳を聞かされた側はどうでしょうか。「またこの人は言い訳ばかりして……」としか思えないはずです。「あぁ、この人は悪くないんだな」と理解してもらえるのは稀なケース。「そういう事情があったとしても、最終的に決断して、行動したのはあなたでしょ?」「そう思っていたのだとしたら、やる前に誰かに聞けたはずだよね?」なんて、より一層相手を興奮させてしまいます。たとえどんな理由があったとしても、まず「自分に原因がある」と認め、受け入れることが必要なのですね。それをすることは決して格好悪いことではありません。むしろ「器の大きさ」を示す、よい機会だと言っても良いでしょう。

■言い訳ばかりしていると、成長にはつながらない

言い訳とは、原因を他の誰かに求めることで、自分を守る行為です。そうすることで叱責の対象が他へと移るかもしれませんし、そのまま叱責されたとしても「でも本当に悪いのは自分じゃないし!」なんて、心を納得させることができるでしょう。しかし、そこで終わってしまえば、自身の成長にはつながりません。

人は誰でも失敗をするもの。そしてそこから何かを学び、成長していきます。自分が悪かった点を認め、どうすれば良かったのかを真剣に考えることで、「次」につながる経験となるでしょう。ミスを指摘され叱責されたら、まずは自分のどこが悪かったのか考えましょう。その上で、自分の至らなかった点を認め、素直に謝罪してください。「××さんがやれって言ったけど、具体的な指示はなかった。本当は自分で確かめるべきだったのに、それを怠った」と思うことができれば、素直な心で「すみません」と謝れるはずです。そんな思いは確実に相手にも伝わりますし、自分の次の行動の指針にもなってくれるでしょう。

■「言い訳」と「説明」は違う! 相手の立場に立った発言を


よく言い訳をしてしまう方の中には、自身の言い訳に気付いていない方も少なくありません。「いや、これは自分を守るための言い訳ではなく、ただ状況を説明しているだけだし!」というわけですね。しかし残念ながら、すでにこれが言い訳なのです。なぜなら、こんな言葉が出てくるのは、相手の立場を全く考えていないから。相手にとっては「状況」よりも「結果」が大事。それを認めてくれない相手に対して、イライラは募るばかりでしょう。

とはいえ場合によっては、きちんと状況を「説明」する必要もあります。こんなときには、自分の非を認め謝罪し、相手の気持ちが落ち着いた頃合いを見計らって、事実を淡々と伝えるのがおすすめです。こんなときにも、「しかし自分がこうすれば防げたはず」という視点を忘れないでくださいね。

言い訳をすると一時的には楽になれるかもしれません。しかし、「言い訳をする人」と「しない人」では、その成長度に大きな差が生まれます。言い訳ばかりしてしまう自分に気付けたら、それが大切な第一歩! 思考の転換で、よりカッコイイ大人を目指してみてはいかがでしょうか。

(ファナティック)

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