クイーンとCEATEC2016に見る、 VRの「極近未来地図」 (4/5ページ)

FUTURUS

日常的なエクササイズや身体状態のチェックといったヘルスケア向けの利用をはじめ、遠隔での医療や福祉分野での活用なども視野に入れたトータルシステムを提言している。


■ エンタメだけでなく、多様な分野でのVR応用に期待

VRに関しても多くの企業がテーマに掲げていたが、なかでも注目を集めていたのがタイコ エレクトロニクス ジャパンの『TE VRハンググライダー』。

VRヘッドマウントディスプレイを装着してステージ上に吊り下げられたハンググライダーに搭乗して、実際に飛行している感覚を味わう体験デモを行っていた。

同社はコネクタなど接続技術の世界的リーディングカンパニーだが、このようないわゆる周辺技術の企業が大々的にVRの有用性や楽しさを提示しているという事実こそが、VR関連技術の今後の展開に対する期待感や重要性を物語っていると感じさせられる。

さらに、ヘッドマウントディスプレイを着用せずに6K相当のモニタで人体浮遊を体験できる『フェアリーバタフライ』(フォーラムエイト)や、脈波から個人の集中状態をリアルタイムで判定・算定する集中力解析システム「Z.O.N.E.(β)」を用いたVRシューティングゲーム(ローム)など、多くのVR関連技術に対する企業側の開発意欲とフェア訪問者の関心の高さが伺えた

また、VRとの連動による新たな技術革新が期待される触覚技術(ハプティック)分野では、慶應義塾大学 ハプティクス研究センターが『身体力触覚を移植するハプティック人工手』を展示。リアルハプティクス(RH)技術を義手に採り入れることで、医療・福祉分野での活用を提起していた。


■ 現実と非現実の幸せなマリアージュ

Is this the real life?

「これは現実なの?」という歌い出しで始まる、『ボヘミアン・ラプソディ』。

VR元年といわれ、フレディ・マーキュリー生誕70年にもあたる2016年において、まさに示唆的ともいえる楽曲かもしれない。

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