自分の歯から角膜が作れる…!? 知っておきたい「目の移植」について (1/2ページ)
心臓や肝臓などの移植や臓器提供については、ご存知の方も多いでしょう。最近だと、保険証のウラ面に臓器提供の意思表示をする欄があったりもしますよね。
同じように、目も移植や提供ができるのはご存知でしょうか? 今回は、「もしも」のときのために知っておきたい「目の移植」についてご紹介します!
移植するのは目のどの部分?
「目の移植」といっても、いま日本で一般的におこなわれているのは、目の中でも「角膜」と呼ばれる部分の移植手術です。
角膜は、目のいちばん前にある透明な膜。目に入った光のピント合わせの大部分をこの角膜でおこなっているため、ほんのわずかな変形や混濁(にごり)でも視力に大きく影響してしまうのです。
角膜移植には大きく分けて2種類ある
角膜が外傷や感染症、遺伝的疾患などによって透明性を失ったり、変形により像を結ぶことができなくなったりした場合、角膜の移植手術をおこないます。
その方法は大きく分けて2つ。1つは「表層角膜移植手術」といって、変形や混濁の部分が浅い場合に、角膜の表層を交換する手術です。もう1つは「全層角膜移植手術」。角膜全体が濁ったり変形をおこしたりしている場合に、全体を入れ替える手術です。
眼球を提供できる「アイバンク」とは?
もし角膜移植が必要になったら、どうしたらいいのでしょうか?そんなときのために、日本には「アイバンク」という公的機関があります。アイバンクは、心停止もしくは脳死が確認された人から眼球を提供してもらい、角膜移植を待つ患者にあっせんしています。
アイバンクへの献眼は年齢制限がなく、誰にでもできます。近眼や老眼の人、網膜などに疾患があって目の不自由な人でも、角膜は移植に使えます。
ただし感染症がある場合には、検査の結果によって移植に使えないこともあります。また、眼内の癌や白血病などの場合も使えません。
献眼登録は、各都道府県にあるアイバンクでできます。