閉経はいつ起こるの? 閉経の徴候と疾患リスクについて (3/3ページ)
・生殖器や泌尿器の萎縮症状が見られ、陰部のかゆみや尿失禁、性交痛
・膣や尿道の内膜が乾燥しやすく、傷つきやすくなっているのでが膣炎や尿路感染症を起こしやすくなる
・肌の弾力や張りを構成しているタンパク質が減少するので、乾燥やかゆみ、湿疹、むずむずするような感じ、たるみ、しわなどがみられる
・エストロゲンは脂質代謝にも関与しているため、悪玉コレステロール値が高くなりやすく、動脈硬化や脂質異常症などがみられやすくなる
・合併症である脳梗塞、心筋梗塞などのリスクも高くなる
・エストロゲンは骨量の維持にも関与しているので、骨粗鬆症となり、骨折しやすくなり、腰痛、関節痛、筋肉痛などもみられる閉経を迎える時のケア閉経によって起こり得る症状をあらかじめ知っておくことで、症状が現れた時の対処が行いやすくなります。
例えば、以下のような対応を心掛けると良いでしょう。
カフェインを控える
ほてりや発汗などのホットフラッシュ現象は、香辛料などの刺激物やコーヒー、紅茶などのカフェインを含む飲料で誘発されることも多いので控えましょう。
通気性の良い衣服を着る
突然の発汗にも対応できるように体温調節をしやすく、通気性の良い衣服を選ぶようにします。
ストレスを発散を心がける
イライラや不眠、気分の落ち込みなどの症状を助長しないように、ストレスを発散し、リラックスできる時間を設けるようにします。適度な運動を継続することや腹式呼吸なども自律神経の働きを安定させることに有効です。
お尻の筋肉を鍛える
尿失禁の予防には、骨盤底筋群を働かすための、お尻上げなどの体操が有効です。
生活習慣の対応だけでは症状の改善が難しい場合には、婦人科を受診してホルモン療法を受けることもひとつの選択肢ですが、ホルモン療法によって乳がんや脳卒中、血栓症、認知症などの疾患となるリスクが高くなることも言われていますので、よく相談するようにしましょう。閉経を迎える前に心構えを閉経は月経のみられる女性ではいずれ迎えることになる生理現象です。女性ホルモンの分泌の変化によって様々な身体症状、精神症状が見られます。
自律神経の働きの乱れによる症状は、生活習慣の見直しにより、和らぐことも期待できますので、閉経を迎える前から心と体を整えるように意識していくことも大切です。
(監修:Doctors Me 医師)