中世の人たち怖い!絞首刑に使用されていた器具「ジビット」の使用法と歴史 (3/4ページ)
女性にジビットが使用されることはなかったが、別に女性の遺体に対して敬意が払われていたからではない。むしろその逆で、ターロウによると、女性の遺体は「外科医や解剖学者の垂涎の的」だったのだそうで、そうした用途に供されたということだ。
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『ジビットの側の群衆』トマス・ローランドソン作、18世紀後半
野蛮であるとして、ジビットの使用に反対する者も常にいた。だが、法廷は犯罪を抑止する手段とみなしていた。しかし、その期待には沿わなかったようだ。
実際、ジビットの近くで発生した犯罪の記録が残されている。例えば、ある16歳の少女は友人とジビットがある場所にピクニックに出かけ、その友人に毒入りケーキを食べさせた。友人に彼女が切望していた仕事がオファーされたことが動機らしい。
1832年までには、ジビットによる絞首刑は時代遅れのものとなっており、別個の事件の犯人2名が8月に処刑されたのみだった。
両者とも処刑後まもなく柱から降ろされている。1人は友人によって、もう1人は群衆がつめかけ道路が渋滞したため役人によって降ろされた。これがジビットが使用された最後の事例であり、その2年後に正式に廃止された。残ったのはオールドパーロードの名のみである。