フォルクスワーゲン初のコンパクトEV「I.D.」は自動運転にも対応するロボットカー (2/3ページ)
■ 車内空間が格段に広い

「MEB」が取り入れられた「I.D.」の車体で一番の特徴は、車内スペースをより広く取る工夫がなされていることだ。
まず、高電圧のリチウムイオンバッテリーをフロア下に配置。さらに、電動モーターを含む駆動系をすべてリヤアクスル(後輪車軸)に一体化している。

これにより、EVでは通常かなりのスペースを取る電動モーターやバッテリーの省スペース化を達成。日本のカーメーカーが軽カーやミニバンなどで今まで得意としてきた、「小さいボディに広い室内」というコンセプトを見事に実現しているのだ。
■ 600kmもの航続距離も注目!

走行性能もなかなかだ。電動モーターの出力は125kW(170ps)で、0→100km/hを8秒以内で走るという見事なダッシュ力を持つ。最高速度は160km/hだ。
しかも、1回の充電で400〜600kmの航続距離も確保するというから驚きだ。従来、EVの弱点は長い距離を走れないことだったが、「I.D.」なら片道200km〜300kmの遠出が可能だ。
また、充電には電源コードを使わない非接触方式も採用、約30分で80%のチャージができる高速充電システムを採用している。やはりEVのアキレス腱と言える、充電時間の問題もかなりのレベルで改善されている。