「カルメン」の舞台!世界遺産を擁するアンダルシアの都・セビーリャに魅せられて (1/3ページ)
キリスト教とイスラム教の文化が融合した、異国情緒漂うスペイン南部のアンダルシア地方。
その州都がオペラ「カルメン」や「セビリアの理髪師」の舞台となったセビーリャです。
都会的で華やかな街並みと、情緒あふれる歴史的建造物が融合した、ダイナミックな景観が魅力です。
セビーリャの中心にどっしりと建っているのが、世界遺産のカテドラル。
1519年にモスクの跡地に建設されたスペイン最大、ヨーロッパでも3番目に大きい聖堂です。迫力満点の外観だけでなく、目もくらむような黄金の祭壇や見事な彫刻が施された聖歌隊席など、内部の装飾も圧巻。
カテドラルに隣接する高さ97メートルのヒラルダの塔は、もともとモスクのミナレット(尖塔)として建設されたもので、16世紀にプラテレスコ様式の鐘楼が付け加えられました。
ヒラルダの塔の上から眺めるおもちゃ箱のようなセビーリャの街並みは壮観。セビーリャの街が、さまざまな様式の建造物で彩られていることが手に取るようにわかります。
世界遺産のインディアス古文書館をはさんで、カテドラルのほど近くにたたずんでいるのが、やはり世界遺産のアルカサル。