【プロ野球】【2016ドラフト】NPBに駒を進めた独立リーガーたちの今季成績は? (3/3ページ)
■BFLから初の指名選手! 歴史が動くか
2014年に発足したBFLから史上初のNPB入り選手が誕生した。2009年から2013年まで活動していた関西独立リーグからは深江真登(元・オリックス)、福泉敬大(元・巨人)の2人がNPB入りを果たしているが、BFLからは初の指名となる。
栄えある第1号となったのは、兵庫ブルーサンダーズの2選手。山川和大(巨人育成3位)と向谷拓巳(楽天育成3位)だ。
兵庫ブルーサンダーズといえば、芦屋学園高、芦屋大と提携し、芦屋学園高は高野連に加盟せず、プロ出身者が指導するなど、前衛的かつ挑戦的なシステムで話題となった。
山川は芦屋学園高に所属していたが、当時は軟式野球部。芦屋大入学後、硬式に転向し、兵庫ブルーサンダーズのエースに登り詰めた異色の経歴だ。大学4年生となり、ドラフト解禁となった。
一方、向谷は1997年生まれの19歳。こちらは大和広陵高を経て、兵庫ブルーサンダーズに加入したが、芦屋大には在学していないため、早期の指名が可能となった。
さまざまな道、可能性を秘めた2人のNPB入り。道を切り拓くパイオニアとなるのか。野球界の注目が集まる。
■脂の乗った安江、無名陣にも要注目
今季抜群の成績を残しているのが、BCリーグ・石川ミリオンスターズの安江嘉純(ロッテ育成1位)だ。背中の後ろから綺麗な円を描く独特のテークバックで最速151キロのストレートを投げ込み、多彩な変化球も評価が高い。今季、16勝で後期MVP(投手部門)に輝いた旬の独立リーガーだ。
そのほか各球団が掘り起こした逸材たちにもキャンプから注目したい。パ・リーグの首位打者を獲得した角中勝也も、プロ入りした2006年の四国ILでの成績は打率.253だった。成績だけでは判断できない潜在能力を見出された結果が、今に現れている。
不屈の魂を持ち、野球愛に満ちた独立リーガーたち。この中から未来のスターが出現するかも知れない。
文=落合初春(おちあい・もとはる)