小栗旬、新海誠監督も欠席?東京国際映画祭で”トラブル続出”の舞台ウラ

デイリーニュースオンライン

東京国際映画祭オフィシャルサイトより
東京国際映画祭オフィシャルサイトより

 10月25日、東京国際映画祭の第29回目が華々しくスタートした。オープニングセレモニーのレッドカーペットには多くの著名人が出席したものの、一部の大物ゲストが不参加になったり公式サイトのシステムがダウンするなど暗い影を落としている。

■小栗旬、新海誠監督…一部大物が不参加の謎

 秋の恒例行事となった東京国際映画祭。今年は黒木華(26)や斎藤工(35)、蒼井優(31)、高畑充希(24)、安藤サクラ(30)、松山ケンイチ(31)など多くの役者が出席して会場を大いに盛り上げた。しかし一部の映画関係者や俳優・女優陣の対応も気にかかる。

「当初は『君の名は。』の新海誠監督(43)やRANDWIPSの野田洋次郎(31)、『ミュージアム』の小栗旬(33)などがオープニングセレモニーに出演する予定だったが不参加。調整次第で『怒り』の宮崎あおい(30)や岡田将生(27・『ミュージアム』)、陣内孝則(58・『イタズラなKiss THE MOVIE ハイスクール編』)、2014年の同映画祭で特集が組まれた庵野秀明監督(56・『シン・ゴジラ』)なども参加可能だったはず。ひるがえって、業界内から『是が非でも東京国際映画祭に出たい』という気持ちが希薄な印象を暗に受けた」(報道関係者)

 もう一つ気にかかるのが、日本アカデミー賞との兼ね合いだ。

「東京国際映画祭は、ヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞のような権威ある賞がまだ見当たらない。そこで今冬から立て続けに新作映画を発表する岡田准一(35)のように、一部で日本アカデミー賞に照準を合わせた動きが見える。東京国際映画祭の開催期間は、撮影の真っ只中」(映画ライター)

 また同映画祭は国内有数の大規模イベントだけに、イベント数も動員スタッフ数も非常に多い。その影響もあってか、現場レベルではトラブルも生じている模様。

「今年はオープニングセレモニーの報道陣のセッティングと佐々木希(28)の出演映画のPRイベントがバッティングするなど、運営サイドのアクシデントがあった。毎年使われる六本木の会場も困り物。雨に見舞われると出演者やカメラマンが毎回ズブ濡れになる。湿度が低くカラッと晴れやすいヨーロッパのカンヌやヴェネツィアと違って、日本は多湿で雨の降りやすいアジア。屋根を改修するなり改善が望まれる」(前出・報道関係者)

 さらに公式サイトでは26日前後、一般向けのチケット販売でアクセスが集中してサイトが一時ダウン。「このチケット騒動で東京国際映画祭への気持ちは正直冷めてしまいました」と告白する映画ファンも出た。さらに、英語版の販売ページには日本語のカタカナを入力する欄があり、一部で「(日本語を理解できない)ユーザーのことを全く考えずにサイト構築をしてますね」と指摘を受けている。

 東京国際映画祭は、来年に30回目の節目を迎える日本発祥の国際イベント。課題は少なくないようだが、様々なトラブルを乗り越え、さらなる継続と発展を祈るばかりだ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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