サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「アンビシャスが人気勢一蹴!」 (2/2ページ)
データをひもといてみよう。馬単が導入されて以降の過去14年間、その馬単で万馬券が飛び出たのは5回(馬連は2回)。この間、1番人気馬は6勝(2着3回)。2番人気馬は勝ちがなく、2着も4回。必ずしも人気サイドでは決まらないと言えそうだ。
年齢からいうと勢いある4歳、充実の5歳が優勢だが、特徴的には牝馬の活躍が目立つこと。ヘヴンリーロマンス、ウオッカ、ブエナビスタ‥‥。この14年間で連対を果たした牝馬は7頭。少ない出走頭数でこれだけの結果を残しているのだから、陣営としては自信を持って送り込んでいることがわかる。紅一点ルージュバックを軽視してはいけないことは確かだ。
有力どころの力量に大きな開きはない。
最も狙ってみたいのは、アンビシャスだ。こちらは、休み明けになる馬が多い中、この秋、一度使ったのは強みだろう。その前走、毎日王冠は、ルージュバックのクビ差2着。ルージュバックが今回2キロ斤量が増えるのに対し、こちらは1キロ増。逆転は十分可能と言っていいだろう。
アンビシャスは、デビュー時から将来を嘱望されていた素質馬で、周知のように新馬-特別を連勝。クラシック候補として名乗りを上げたが、体質的弱さがあって、3歳時は対一線級では分が悪かった。
しかし、4歳秋を迎え、そうした体質的な弱さも影を潜めてたくましく成長してきた。宝塚記念(16着)を使った春とは比べ物にならないほどだ。
「久々でイマイチの状態。道悪でもあり、折り合いを欠いたことで、はやばやと戦意喪失してしまった」
と、当時を振り返る音無調教師は、こう続ける。
「一度使ってさらにパワーアップ。東京コースは相性がよく、しまいを生かす競馬ができれば‥‥」
そう期待感たっぷりに話してくれた。
近親、一族にソーマレズ(GI凱旋門賞)、ラッシュラッシーズ(コロネーションSなどGI3勝)など活躍馬が多くいる良血。よほどの外枠を引かないかぎり、大きく狙ってみたい。