サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「アンビシャスが人気勢一蹴!」 (1/2ページ)

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サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「アンビシャスが人気勢一蹴!」

 今週は「天皇賞・秋」が東京で行われる。海外GI馬の2頭、モーリスとエイシンヒカリが人気を分け合う形になりそうだが、過去5年で1番人気馬が勝利したのは昨年のラブリーデイのみ。今年も波乱含みの一戦!

 登録の段階でフルゲート割れの15頭。それでも秋の天皇賞は、役者ぞろいだ。

 昨年の年度代表馬であるモーリス、春季の海外遠征のあと、ここ一本に的をしぼり調整してきたエイシンヒカリの両雄を筆頭に、昨年の覇者ラブリーデイ、前哨戦の毎日王冠を制して意気上がるルージュバック、そしてGIドバイTを勝ったリアルスティール、安田記念を逃げ切って健在ぶりを示したロゴタイプなど、そうそうたる顔ぶれだ。

 ファン必見、見応え満点の熱のこもった迫力ある競馬が繰り広げられること請け合い。ただ、これだけ顔ぶれがいいと、大きく荒れるような波乱の一戦にはなりにくいだろう。それでもモーリスにエイシンヒカリで“鉄板”という堅い決着になるかどうか。穴党としては、簡単に決まらないと見ている。

 マイルでは“絶対”のモーリスが盾出走に踏み切ったのは、前走の札幌記念の好走。海外遠征帰りで調整期間が十分に取れず、満足のいく仕上がりではなかったのに、差のない2着と頑張ったからだ。札幌記念と盾は同じ2000メートル。この馬の並外れた能力をもってすれば、万全の出走態勢を敷く今回なら──の期待を陣営が持つのは当然だろう。

 が、それでもこの馬のベストはマイル戦。2000メートルは若干長いのではないだろうか。強烈な瞬発力が武器ではなく、好位から抜け出し、スピードで押し切るタイプ。直線の長い東京が舞台でもあり、いずれかの馬に最後で差し切られる可能性が高い。

 一方のエイシンヒカリは、今年いっぱいで種牡馬入りが内定しており、このあとの香港遠征で競走馬としてのピリオドを打つシナリオ。ここは4カ月半ぶりの実戦でもあり、むしろラストランに比重を置いているのではないだろうか。こちらは周知のとおり逃げ馬。府中の2000メートルは外枠不利。その外枠を引いた場合は、当然厳しい競馬を強いられることになる。

 というわけで、他馬がつけいるスキは大いにある。

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