頼り過ぎると下剤依存症を引き起こすことも...便秘薬との正しい付き合い方 (3/4ページ)
大腸刺激性下剤は、薬で腸を刺激し蠕動運動を活発にします。しかし、常に刺激をしていると大腸が刺激に慣れ麻痺してしまいます。そして、最終的には外部からの刺激がなければ活発な蠕動運動が起きない状態となり下剤に依存してしまいます。 下剤依存による重篤な副作用下剤依存により毎日のように服用するようになると、重篤な副作用が起きる可能性が高くなります。
大腸メラノーシス
センナ、大黄、アロエなどの大腸刺激性下剤を長期服用すると大腸粘膜が黒く色素沈着します。これといった自覚症状がなく副作用とは気がつきづらいですのが、大腸の神経機能を低下させ、便秘がさらに悪化することがあります。
高マグネシウム血症
酸化マグネシウム製剤の長期服用や過剰摂取によりマグネシウムの血液中の濃度が高くなってしまう状態です。健常であれば問題ありませんが、高齢者など腎臓機能が低下している場合、注意が必要です。
高マグネシウム血症が進むと嘔吐や筋脱力、傾眠、徐脈、低血圧などがみられ、重症化すると意識混濁・消失や呼吸筋麻痺が生じ、心停止に至ることもあります。 下剤依存症にならないための注意点本来、下剤は、根本的に便秘を改善するものではありません。下剤に頼りすぎることで自然な排便を遠ざけてしまい、より便秘を悪化させる可能性があることを踏まえて使用するようにしてください。
下剤は、便秘時のみの使用に留め、用法容量を守り使用することが大切です。