スペインの世界遺産の古都、イスラム文化が花開いたコルドバには魅力がいっぱい! (1/4ページ)

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スペインの世界遺産の古都、イスラム文化が花開いたコルドバには魅力がいっぱい!

スペイン南部、アンダルシア地方の古都コルドバ。後ウマイヤ朝の首都としてイスラム文化が花開いたこの地は、今もエキゾチックな魅力にあふれています。

756年、イランのダマスカスを追われたウマイヤ家の最後の一人、アブド・アッラフマーン1世がコルドバで即位し、後ウマイヤ朝が開かれます。全盛期を迎えたアブド・アッラフマーン3世の時代には、コルドバは50万人もの人口を抱え、街には300ものモスクがひしめきあっていました。その繁栄ぶりは、東ローマ帝国の首都、コンスタンティノープルと競うほどだったのだとか。

1236年にキリスト教徒がコルドバを奪回しましたが、イスラム文化の痕跡は今もコルドバのいたるところに残されており、かつての栄光を物語る歴史的な街並みは「コルドバ歴史地区」として世界遺産にも登録されています。

・幻想的な空間が圧巻のメスキータ

コルドバの代名詞ともいえるのが、イスラム教とキリスト教が共存するメスキータ。メスキータは、785年に後ウマイヤ朝を開いたアブド・アッラフマーン1世によって、モスクとして建設が始められました。コルドバの発展にあわせて拡張が繰り返され、ついには2万5000人を収容する一大モスクが完成したのです。

のちに、コルドバがキリスト教徒に再征服されると、メスキータはキリスト教の聖堂へと改造されました。ところが、イスラム建築の特徴であるアーチや、メッカの方角を示すミフラーブなどが残されたため、イスラム教とキリスト教建築の美が融合した、類まれなる幻想的な空間となっているのです。

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