松嶋菜々子が大暴落?「砂の塔」惨敗で視聴率女王から”戦犯”扱いへ (2/2ページ)
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■消えた松嶋菜々子の神通力
松嶋の役は、菅野美穂演じる高野亜紀と同じタワーマンションに住む佐々木弓子。一見優しそうに振る舞いながら亜紀を孤立させ、家庭崩壊に持ち込もうとする悪女を演じている。
松嶋菜々子と言えば、かつては誰もが認める視聴率女王だったはずだ。『GTO』(フジテレビ系)や『魔女の条件』(TBS系)『やまとなでしこ』(フジテレビ系)など出演作はすべてヒット。さらに2011年放送の『家政婦のミタ』(日本テレビ系)最終回は40.0 %を記録し、21世紀に放送された日本のテレビドラマとしては、初の40%超えを記録している。その神通力はどこに消えたのか。
「今の松嶋菜々子に全盛期のパワーがないことは、今年7月に放送されていた主演作品『営業部長・吉良奈津子』(フジテレビ系)で明らかにはなっていました。10話の平均視聴率は7.05%と目も当てられない結果です。ただ、不調が続くフジテレビドラマだったので甘めに見られていたところも正直言ってあります。しかし今回、菅野美穂に次ぐ準主役で抜擢されたにもかかわらず、そこまでの“引き”がなかったことで、今はっきりと不人気が証明されてしまいました」(前出・テレビ関係者)
『家政婦のミタ』のビッグヒットの後、日本テレビは続編や映画化を松嶋にオファーしたものの、彼女はイメージがつきすぎるという理由でそれを蹴ったと言われている。今となっては引き受けておけばよかった……と、多少後悔しているのかもしれない。
- 文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
- ※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する